米Quark、DTPソフトの新バージョン「QuarkXpress 10」を発表

　米Quark Softwareは24日、DTPソフト「QuarkXpress」の最新バージョンとなる「QuarkXpress 10」の機能概要と、8月中旬から下旬に発売することを発表した。対応OSはOS X Mountain Lion（10.8.x）/Lion（10.7.5）、Windows 8/7。

　現時点で価格は未公表。直販サイトのQuark Storeでは、先行予約に対して20％の割引を実施するとしている。

　QuarkXpress 10では、全面的に設計を変更し、新しいグラフィックエンジン「Xenon」を採用することで描画性能を向上。Mac版では初めてネイティブのCocoaアプリとして実行され、Retinaディスプレイに対応する。このほか、50種類以上の機能強化を行い、EPUB形式やApp Studio用のHTML5オーサリングツールにも対応する。

　Quarkでは現在、QuarkXpress 9を購入するとQuarkXpress 10に無償でアップグレードできるキャンペーンを8月30日まで実施している。また、Quarkの旧バージョン（バージョン3以降）からQuark 9へのアップグレードについても期間を延長し、8月30日まで提供している。