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“まとめ系”サイトに月間1250万人が訪問、推定1億7090万ページ閲覧

 インターネット視聴率を測定している株式会社ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は17日、存在感を増しているというインターネットの“ミドルメディア”について、利用動向データをとりまとめた。

 ミドルメディアとは、「インターネット上にある膨大な情報をまとめる、あるいはマスメディアとインターネットのブログや掲示板のような個人メディアの中間に位置付けられるメディア」のこと。VRIでは以下の3カテゴリーに分類し、自宅のPCからのアクセスを集計した。

1)集合知の手法を基にユーザーが参加して情報を収集する“まとめ系”。集計対象サイトは「NAVERまとめ」「ビジネスジャーナル」「らばQ」「楽天ソーシャルニュース」「セロン」「My News Japan」「グノシー」「トゥギャッター」「トレンドついっぷる」。なお、今回の集計には「2ちゃんねる」のまとめ系サイトは含めていない。

2)編集者が主観的に価値があると判断した情報を紹介する“自社編集系”。集計対象サイトは「J-CASTニュース」「Gigazine」「ロケットニュース24」「ガジェット通信」「ナリナリドットコム」「THE PAGE」。

3)各分野の専門家・有識者が個人として意見を寄稿する“オピニオン系”。集計対象サイトは「ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン」「Yahoo!ニュース−個人」「BLOGOS」「アゴラ言論プラットフォーム」「WEBRONZA」。

 VRIによると、7月の推定訪問者数は、まとめ系が1250万人、自社編集系が462万人、オピニオン系が460万人だった。自社編集系が500万人前後で安定して推移しているのに対し、まとめ系は対前年比で147%、オピニオン系は同738%の伸びを示した。まとめ系は主に「NAVERまとめ」の伸長、オピニオン系は主に「Yahoo! ニュー ス−個人」の開始およびパイの拡大が牽引する要因になっているという。

ミドルメディア3カテゴリーの月間推定訪問者数の推移(VRIの発表資料より)

 7月における3カテゴリーのその他の指標は、まとめ系がリーチ28.7%、平均接触回数3.4回、推定視聴ページ数1億7090万ページ、平均視聴ページ数13.7ページ、平均滞在時間9分4秒。自社編集系がリーチ10.6%、平均接触回数2.9回、推定視聴ページ数3122万ページ、平均視聴ページ数6.8ページ、平均滞在時間5分17秒。オピニオン系がリーチ10.6%、平均接触回数2.0回、推定視聴ページ数1484万ページ、平均視聴ページ数3.2ページ、平均滞在時間3分7秒。

ミドルメディア3カテゴリーの基本指標(VRIの発表資料より)

 訪問者の性別は、まとめ系が男性53%・女性47%で、ウェブ利用者全体の男女比とほぼ同じだった。これに対して、自社編集系は男性66%・女性34%、オピニオン系は男性67%・女性33%で、男性の比率が高くなっている。

 また、各カテゴリーの訪問者がどのようなサイトを重複して閲覧しているのか含有率も集計したところ、まとめ系の訪問者では2ちゃんねる関連サイト、自社編集系の訪問者ではIT系ニュースサイト、オピニオン系の訪問者では新聞・雑誌系サイトの含有率がそれぞれ高くなっていたとしている。

ミドルメディア3カテゴリー訪問者の含有率上位サイト(2013年7月の月間訪問者数上位500ドメインから各カテゴリーサイト訪問者の含有率が高いサイトを抽出、

(永沢 茂)