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スマホの履歴からスポット情報を自動でまとめるアプリ「スポット便利帳」

 ソニーマーケティング株式会社は9月19日、スマートフォンやタブレットの履歴からスポット情報を自動抽出して、150万件以上のデータベースとリンクすることで、スポット情報を自動でまとめるAndroidアプリ「スポット便利帳」をリリースした。アプリの利用は無料。

 「スポット便利帳」は、友人のFacebookのチェックイン履歴、電話発信履歴や電話帳、ブラウザーの閲覧履歴やブックマークから、1日1回自動でスポット情報を抽出。抽出されたスポット情報は、名称や電話番号、住所などの基本情報のほか、写真や詳細な紹介文、クーポンやメディア紹介履歴などの情報を自動でリンクすることで、自分だけのスポット帳がスマホを使っているだけで自動的に作成される仕組み。

 目的地へのナビゲート機能も備え、従来のナビ機能に加えて、あらかじめ登録した店に近づくと、アラートで知らせる機能も搭載した。これにより、「気になるお店をチェックして、後で近くを通ることがあったが忘れていて寄りそびれた」といったことを低減する。

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 スポット情報は、「ぐるなび」や「ぴあ」、「るるぶトラベル」などの有名サイトと連携。「食べる」「見る」「遊ぶ」など、さまざまなジャンルにまたがる150万件以上のスポット情報データベースから、住所や電話番号などの基本情報のほか、写真、地図、クーポンやメディア紹介履歴などの情報をリンクし、スマートフォンやタブレットをただ使っているだけで、面倒な操作をすることなく履歴から自分に合った情報を集めたスポット帳ができあがる。

 アプリはAndroid OS 2.3以降に対応するスマートフォン向けの「スポット便利帳」と、Xperia TabletおよびSony Tablet向けの「スポット便利帳 for Sony Tablet」の2種があり、いずれもGoogle Playから無償ダウンロードできる。サービス利用も無料だが、利用には無料で登録可能な「Sony ID」が必要となる。

 ソニーマーケティングはオンライン地図サービス「ペタマップ(http://petamap.jp/ )を提供しているが、ペタマップは通常の地図表示に加え、ユーザー自身がスポット情報をまとめることで「マイマップを作る」機能が特徴のサービス。今回のスポット便利帳は自分で作業をしなくてもマイマップができるという点が特徴で、ペタマップの機能をさらに推し進めたものと言えるだろう。

タブレット版のフォルダ一覧画面
タブレット版のスポット詳細画面

(工藤 ひろえ)