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ネット利用動向調査、スマホはSNSが上位に、PCはYahoo!が依然突出

 ニールセン株式会社は26日、スマートフォンとPCでのインターネットサービスの利用状況の分析結果を発表した。スマートフォンのインターネットサービス利用者数はPCの6割程度まで拡大し、スマートフォンではFacebookがGoogle、Yahoo!に続く3位になるなどコミュニケーションサービスが大きくリーチを獲得。LINE、Twitterは若年層でのリーチが高く、Facebookは年齢が高い層にもリーチしている。

 ニールセンでは、スマートフォン視聴率情報「Mobile NetView」の8月データと、PC版インターネット視聴率情報「NetView」の8月データをもとに、スマートフォンとPCの2スクリーンでのインターネットサービスの利用状況を分析し、結果を発表した。

 2013年8月の訪問数の規模は、スマートフォンからのインターネットサービスの利用者数(アプリの利用とウェブサイトの訪問の両方を含む)が3330万人、PCからのインターネットサービス訪問者数は5320万人となり、スマートフォンのインターネットサービス利用者数はPCのインターネットサービス訪問者数に対して63%まで拡大した。

スクリーン別 月間利用者数

 スマートフォンとPCの2つのスクリーンそれぞれから利用されているブランドのリーチ上位10位は、スマートフォンのリーチでは1位がGoogleの97%、2位がYahoo!の90%。以下、3位はFacebook(72%)、4位はLINE(68%)で、6位にもTwitter(62%)がランクインするなど、コミュニケーション関連サービスが大きなリーチを獲得している。

 一方、PCでの利用状況は、1位がYahoo!の82%、2位がGoogleの57%で、その差は25ポイントと、依然Yahoo!のリーチが突出した状況となっている。

スクリーン別 リーチTOP10

 Facebook、LINE、Twitterのスマートフォンでの年代別リーチでは、LINEとTwitterは若年層でのリーチが極めて高く、年齢が上がるにつれリーチが下がり、50代以上では50%前後となっている。一方、Facebookでは10代のリーチは他の2サービスより低いものの、年齢があがってもリーチが60%を超えている。

Facebook・LINE・Twitter スマートフォンでの年代別リーチ

(三柳 英樹)