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楽天会員IDでの外部サイト決済機能が拡充、個人情報入力が簡単に

 楽天株式会社は11日、決済サービス「楽天あんしん支払いサービス」の機能を拡充し、新たに「かんたん登録オプション」の提供を開始した。同オプションに対応した通販サイトなどで決済を行う場合、楽天会員IDとパスワードを入力するだけで、名前や住所といった情報が自動入力されるため、会員登録の手間を軽減できるとしている。

 楽天あんしん支払いサービスは2008年10月にスタートした決済サービス。楽天に登録した決済情報を、楽天グループ以外のサイトでも利用できる。2013年10月時点では、約1100のサイトで楽天あんしん支払いサービスによる決済が可能という。

 従来の楽天あんしん支払いサービスは、決済を行いたいサービス側で会員登録を行い、その上で楽天会員IDを入力するのが標準的な方法だった。しかし、かんたん登録オプションに対応したサイトであれば、楽天会員IDの入力に連動するかたちで会員登録用の名前や住所が自動入力される。

 一般論として、会員登録は手続きが煩雑なため、サイトでのフォーム入力途中にユーザーが手続きをやめてしまう場合が多いとされる。楽天によれば、かんたん登録オプションの導入によって、会員情報入力途中の“離脱”を防ぐ効果が期待できるという。

 なお、かんたん登録オプションによる個人情報入力を実際に行う際は、サイトごとにユーザーの同意を確認する。

(森田 秀一)