楽天は6日、楽天会員IDを使った決済機能を外部サイトに提供する「楽天あんしん支払いサービス」を開始した。「楽天市場」に出店していないECサイトでも、楽天の決済機能が利用可能となる。ユーザーは、楽天に登録済みの個人情報で他社サイトを利用できるようになる。
サービスの導入サイトは、自社のECサイトに「楽天お支払い」ボタンを挿入することで、楽天会員IDを用いた決済サービスを提供できる。また、楽天市場や「楽天トラベル」など楽天の各種サービスの決済に使える「楽天スーパーポイント」(1ポイントが1円に相当)を付与できるため、導入サイトは流通規模の拡大が期待できるとしている。
これに対して楽天会員は、楽天に登録済みの個人情報で他社サービスの決済を行えるため、利用サイトごとに会員登録する手間が省ける。楽天スーパーポイントによる決済も可能だ。また、クレジットカード情報などの個人情報が利用サイトに渡らないため、安心して買いものができるとしている。
楽天では、楽天市場や楽天トラベルなど楽天会員IDで利用可能なサービスで構成される「楽天経済圏」の拡大を図っている。今回の楽天あんしん支払いサービスでは、他社サービスに楽天会員を送客することで、導入サイト参加型の「楽天“準”経済圏」の構築を目指すとしている。
サービス開始時では、USENの音楽配信サービス「OnGen」などで利用可能となっている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.rakuten.co.jp/info/release/2008/1006.html
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( 増田 覚 )
2008/10/07 16:32
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