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小学生でもゲーム決済のやり方ぐらい知っている〜高額請求トラブル低年齢化

 子供のオンラインゲーム利用におけるクレジットカード決済のトラブルが増加しているとして、独立行政法人国民生活センターが12日、大人に対して注意喚起するとともに、親子でゲームについて再確認したり話し合いを持つようアドバイスしている。

 11歳の小学生が祖父のクレジットカードを持ち出し、年齢を20歳以上と偽ってゲームに登録、2カ月で約11万8000円を使った事例や、母親が4つに折って処分したクレジットカードをゴミ箱から拾ってカード番号を手に入れ、2日間で12万円も使った9歳の小学生の事例などを紹介。子供はクレジットカード決済の仕組みをきちんと理解していなくとも、その手順については、友人やインターネットなどからの情報、あるいは親が使う様子を見て分かっており、カード情報の入力など手続きを容易に行ってるとし、クレジットカードの管理を徹底するよう呼び掛けている。

 また、親がユーザー登録してタブレット端末で遊んでいたゲームで、6歳の小学生が知らぬ間にアイテムを10万円以上購入していた事例、7歳の小学生がオンラインゲームでアイテムを購入する際は、1回100円程度ということで親がその都度パスワードを入力して管理していたが、パスワード入力後の一定時間は再入力不要で何度も購入できる仕組みになっていたために、8万円という想定以上の金額を請求された事例、13歳の中学生の息子が使う携帯音楽プレーヤーのアカウント登録にクレジットカード番号が必要だと言われ、母親が自分のカード番号を登録してしまい、息子も有料アイテムの認識がないまま5万円使ってしまった事例もあった。オンラインゲームの決済の仕組みや、スマートフォン/ゲーム機にカード番号を登録することの意味を大人がよく理解できていないことも、トラブルの背景にあることを指摘している。

オンラインゲームに関する相談件数の推移(2013年11月15日までのデータ、国民生活センターの報道発表資料より)

 国民生活センターおよび全国の消費生活センターに寄せられたオンラインゲームに関する相談は年々増加しており、2009年度は1437件だったのが、2012年度は5616件と約4倍に。2013年度は11月15日時点で3181件で、前年同時期の3029件とほぼ同水準だが、その中で未成年者によるトラブルの割合が上昇している。2012年度は約20%(532件)だったが、2013年度は約40%(1341件)となっている。また、未成年者の中でも16歳以上の割合が減る一方、それ以外の年齢帯で割合が上がっており、低年齢化が進んでいるという。未成年者の相談における平均年齢は、13.3歳から12.4歳に下がった。前述の事例のように、クレジットカード決済を利用してのトラブルが多くみられたとしている。

トラブルを起こした未成年者の年齢の分布(2013年11月15日までのデータ、国民生活センターの報道発表資料より)
未成年者のトラブルにおける契約購入金額の分布(2013年11月15日までのデータ、国民生活センターの報道発表資料より)
未成年者のトラブルにおける支払い手段(2013年11月15日までのデータ、国民生活センターの報道発表資料より)

(永沢 茂)