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不審なAndroidアプリさらに15種、謎の目的でGoogleアカウントIDを外部送信

 マカフィー株式会社は18日、Android端末のID情報を密かに外部送信するアプリが新たに15種見つかったことを、同社公式ブログで明らかにした。

 マカフィーによると、「カフェラテ」という不審な出会い系アプリでは、GoogleアカウントIDを密かに収集するという。また、GoogleアカウントIDに加えて、IMEIとIMSIを密かに収集しているアプリも12種あった。それらの多くはメディアダウンロードアプリで、具体的なアイコン画像がマカフィー公式ブログに掲載されている。

 マカフィーのセキュリティ製品では、これらを「Android/ChatLeaker.D」や、「Android/GaLeaker.A」「Android/GaLeaker.B」として検出するとしている。

GoogleアカウントID、IMEI、IMSIを密かに収集するアプリ12種(マカフィー公式ブログより画像転載)

 さらに今回は、同様の動作をするアプリがGoogle Play以外でも見つかったという。「Android/GaLeaker.A」アプリ群に関連するウェブサイト上で、不審なアダルト動画ダウンロードアプリ2種を確認したとしている。

 こうした不審なアプリは、マカフィー公式ブログの17日付記事で報告し、注意を呼び掛けていたもの(本誌12月17日付の関連記事を参照)。同社が検証した時点では、収集したID情報を悪用した不正行為は確認されておらず、ID情報の収集・使用目的は不明だという。

 マカフィーによると、17日付で報告した不審アプリ38種のほとんどは、18日現在、Google Play上で削除または一時的に非公開とされているようだとしている。しかし、再公開されたり、別のアプリとして新規公開される可能性もあるとして、引き続き注意が必要だとしている。

(永沢 茂)