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Microsoft、「MS-DOS」と初期「Word」のソースコードを歴史博物館で公開
(2014/3/26 13:07)
米カリフォルニア州マウンテンビューのComputer History Museumは25日、初期の「MS-DOS」と「Word for Windows」のソースコードを公開した。
MS-DOSは、米Microsoftが開発・販売していたOS。1980年に米IBMからの依頼を受け、米Seattle Computer Productsから製品のライセンスを取得し、IBM向けの「PC-DOS」と汎用の「MS-DOS」としてリリースした。
ソースコードを公開したのは、1982年リリースのMS-DOS 1.1と、1983年リリースのMS-DOS 2.0。それぞれアセンブリ言語によるソースコードやドキュメント、プログラムなどが含まれる。
Wordは1983年に最初のDOSベースの製品をリリースし、1989年にはWord for Windowsをリリースした。今回ソースコードを公開したのは、1991年リリースのWord for Windows 1.1a。C言語やアセンブリ言語によるソースコードと、ビルドに必要なツールなどが含まれる。
Computer History Museumでは、歴史的なソフトウェアのソースコード公開を行っており、これまでにもApple II DOSやIBM APL、AppleのMacPaintとQuickDraw、Adobe Photoshopのソースコードを公開している。