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イオンで「Nexus 4」販売、月額2980円で8000台限定

 イオンは、日本通信と協力して、全国約170の「イオン」店頭で、LG製Androidスマートフォン「Nexus 4」と日本通信のSIMカードのパッケージを4月4日に発売する。1日より予約が開始される。端末代金は3万4080円(税別、以下同)、月額利用料は1560円で、割賦購入時(24回払い)では月額2980円、通話料20円/30秒で利用できる。2年以内に解約しても解除料はかからない。販売数は全国で8000台に限られる。

 イオンでは、直営の売場で携帯電話を取り扱い、各キャリアの商品も販売しているが、同社では格安運賃の航空会社、いわゆるLCC(ローコストキャリア)と同じ考え方と説明。現状、キャリアから提供されるサービスがフルスペックで高額なプランのみ選べる状況であり、今回は必要なサービスに絞って安価に提供するものと説明。家族全員がスマートフォンを使いたい場合、イオンの商品を利用することで、世帯における通信費を抑えられるとしており、通信速度は絞られている点も公衆無線LANなどを活用することで、ストレスをあまり感じずに利用できるとしている。

 イオンでは、「8000台」という販売数については、「この組み合わせはこれで終了」と説明。ユーザーからの反応次第で、SIMフリースマホとSIMカードを組み合わせるという、同様のパッケージを検討する可能性はあるとしている。

Nexus 4

 「Nexus 4」は、2012年10月に発表されたAndroidスマートフォン。グーグルでは、最新のAndroidを搭載する端末(リードデバイス)としてNexusシリーズを展開。最新のNexusシリーズのスマートフォンは「Nexus 5」だが、その前に登場していた機種が「Nexus 4」であり、日本では発表から10カ月後の2013年8月下旬に発売されていた。

 4.7インチのIPS Plus液晶ディスプレイ、800万画素カメラを備え、CPUは1.5GHz駆動のクアッドコア(Snapdragon S4 Pro)で16GBのストレージ(ROM)、2GBのメモリ(RAM)を搭載する。大きさは133.8×68.7×9.1mm、重さは139g。

 価格は先述の通り、3万4080円で、24回払いの割賦購入時は1回あたり1420円支払う。解約時に残債があれば、その分を支払う。

日本通信のスマホ電話SIM

 セットで提供されるSIMカードは、日本通信のもの。通信速度は200kbpsで、利用料は月額1560円、通話料は20円/30秒となる。オプションとして、一定の通信量分だけ高速になるTurbo Chargeが利用できる。同オプションの利用料は、100MBで300円、500MBで1200円。また、初期費用3000円が別途かかる。

 モバイルでの利用中は、通話やメール、Webブラウジングは可能だが、YouTubeなどの動画、HD動画の視聴はできない。

(関口 聖)