ニュース

ヤフーがジャパンネット銀行の主要株主へ、連携を強化

 ヤフー株式会社は1日、株式会社ジャパンネット銀行の銀行主要株主となる認可を金融庁より受けたと発表した。

 ヤフーでは、4月30日を効力発生日として、ヤフーが保有するジャパンネット銀行の第一種無議決権株式(取得条項付株式)に代えて、ジャパンネット銀行の普通株式を取得する予定。これにより、ヤフーはジャパンネット銀行の41.66%の株式を保有し、株式会社三井住友銀行と同数の株式を保有する主要株主となる。

 ジャパンネット銀行は三井住友銀行の連結子会社から、ヤフーと三井住友銀行の両社の持分法適用株式会社となる。

 ヤフーとジャパンネット銀行は、2006年6月に業務資本提携を発表し、Yahoo! JAPAN IDとジャパンネット銀行の口座を連携した決済サービスなどを開始。これまでは主にサービス面での提携を行ってきたが、今回、ヤフーが議決権を保有する主要株主となるのに適切なタイミングだと判断したと説明。今後はさらにこの連携を強化し、Yahoo! JAPAN IDと密接に連携した決済サービスと金融サービスを提供していくとしている。

(三柳 英樹)