ヤフー、ジャパンネット銀行、三井住友銀行の3社は29日、インターネット金融事業において業務・資本提携を締結した。今回の提携は、3月30日に締結した「提携に関する合意」に基づいたもの。
今回の業務提携によりヤフーとジャパンネット銀行は、2006年11月をめどにYahoo! JAPAN IDとジャパンネット銀行の口座を連携した新たな決済サービスを開始する。具体的には、Yahoo!オークションの落札者が出品者に商品代金を振り込む際、ジャパンネット銀行の口座間であれば、Yahoo! JAPAN IDを指定するだけ送金できるというもの。両社は今後も、新たなサービス・商品を共同で開発するとしている。
また、新決済サービスを開始するにあたりジャパンネット銀行は、ヤフーおよび三井住友銀行を引受先とした第三者割当増資を9月29日に実施する。普通株式の発行新株式数は17万6,200株で、発行価額総額は132億1,500万円。割当株式数は、三井住友銀行が11万6,000株(払込価額は87億円)、ヤフーが6万200株(同45億1,500万円)。さらに、ヤフーを引受先として、取得条項付無議決権株式28万3,800株(払込価額は212億8,500万円)を発行する。これにより、ジャパンネット銀行の発行済株式の保有比率はヤフーが40%、三井住友銀行が40%、議決権比率はヤフーが10.4%、三井住友銀行が59.7%となる。
関連情報
■URL
ニュースリリース(ジャパンネット銀行)
http://www.japannetbank.co.jp/company/news2006/060629.html
ニュースリリース(三井住友銀行)
http://www.smbc.co.jp/news/j600094_01.html
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( 増田 覚 )
2006/06/29 19:27
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