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米Google、Android版リモートデスクトップアプリの提供を開始

〜スマホから自宅PCへの簡単アクセスを可能に

 米Googleは16日、「Chrome Remote Desktop app for Android」を公開した。Android 4.0以上に対応し、Google Playから無料ダウンロードできる。

 Googleはパソコン向けのChromeアプリ「Chrome Remote Desktop」をすでに提供しているが、Android端末に対応するのは今回が初。また、現時点で提供されているのはAndroidアプリのみだが、発表文では「今年後半にはiOSアプリも楽しみにしていてほしい」としており、iOS版の提供も期待される。

 「Chrome Remote Desktop app for Android」を使用すると、自宅のパソコンに、手元のAndroidスマートフォンやタブレット端末からアクセスし、中のファイルやフォルダーの閲覧、アプリケーションの実行などが可能になる。大事な書類を自宅に忘れたり、家族のパソコンのメンテナンスが急に必要となったり、特定のアプリケーションを急遽実行する必要がある場合などに重宝しそうだ。

「Chrome Remote Desktop app for Android」を使うことで、外出先から自宅のパソコンなど、離れた場所にあるパソコンにアクセスできる

 Remote Desktop利用を開始するには事前準備が必要だ。まずアクセスを許可したいパソコンに、Chromeウェブストアにあるアプリ「Chrome Remote Desktop app」をインストールしておく必要がある。Desktop appはWindows XP以上、Mac OS X 10.6(Snow Leopard)以上に対応。LinuxやChrome OSには対応していない。Chromeの拡張機能としてインストールされるが、インストール時には管理者権限が必要となる場合もある。

 インストール後、Chrome Remote Desktopアプリの設定でリモート接続を有効にすることで、リモートでアクセスしたいパソコンが電源ONでインターネットに接続している状態であれば、外出先でAndroid端末からアクセス可能になる。Chromeを開いておく必要はない。

 Androidアプリの画面には、同じGoogleアカウントを使用し、リモート接続が有効となっているパソコンの名前が表示され、アクセスしたいパソコン名をタップすることで利用を開始できる。

 なお、パソコン設置場所のファイアウォール設定などにより、うまく接続されない場合があるほか、接続速度が不安定になったり、Macへのアクセス時には音声が聞こえないなどの問題点もあるとヘルプページには記載されている。確実に利用したいのであれば、自分の環境で問題がないかどうか、事前に確認をしておいた方が良いだろう。

 また、ヘルプページにあるセキュリティーの説明によると「接続設定はGoogle のサーバーによって仲介されますが、実際のリモートデスクトップセッションのデータはクライアントからホストに直接送信されます」とあるものの、「Googleを通してデータが受け渡される状況もごく一部ありますが、Googleではお客様以外にお客様のパソコンへのアクセスを許可することはできません」としている。企業などにおける利用では、利用を始める前に社内のセキュリティポリシーから問題がないかどうかも考慮する必要があるだろう。

(青木 大我 taiga@scientist.com)