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Broadcom、最大3.2Gbpsの11acプラットフォーム「5G WiFi XStream」を発表

 米Broadcomは、最大3.2Gbpsのデータレートを実現する家庭ネットワーク向け6ストリームIEEE 802.11ac MIMOプラットフォーム「5G WiFi XStream」を発表した。現在サンプル出荷中で、今四半期に量産開始予定としている。

 「5G WiFi XStream」は、6つの11acストリームと3つの11nストリームを同時に実行する家庭用ルーター向けのMIMOプラットフォーム。5GHz帯無線2つと2.4GHz帯無線1つで構成され、2.96GHzの処理能力を持つ5コアCPUを搭載。5GHz帯の同時マルチチャネル機構により、160MHzの帯域幅で6つの11acストリームを実現する。

 受信トラフィックを識別し、YouTubeやNetflixなどの優先アプリケーションに適切な帯域幅を割り当てるBroadStream iQoSソフトウェアや、各Wi-Fiデバイスが3つの無線チャネルの中で最適な周波数帯で確実に動作するようにするSmartConnectソフトウェア、同時に存在する11acと11nのデバイスをそれぞれ別の周波数に自動分離する機能などを搭載。これらの機能により、ネットワーク上のすべてのデバイスのパフォーマンスが2倍に向上するとしている。

(三柳 英樹)