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Adobe Readerの古い脆弱性を狙うウイルス、日本で感染拡大
(2014/5/20 18:32)
ESETは20日、Adobe Readerの脆弱性「CVE-2013-2729」を狙うウイルスの感染が、2014年5月5日以降、日本国内での拡大が確認されているとして、注意を呼び掛けた。
ウイルスは、CVE-2013-2729を悪用するトロイの木馬およびその亜種で、日本では5月5日~9日、5月12日~13日に感染が拡大していることが確認されている。ESET製品では「PDF/Exploit.CVE-2013-2729」として検出する。
CVE-2013-2729は、1年前(2013年5月)のセキュリティアップデートで修正されている脆弱性で、悪用された場合にはリモートから攻撃者がシステムを制御できる可能性がある。
ESETでは、こうしたウイルスに感染しないための対策として、ウイルス定義データベースを最新にアップデートすることや、OSやソフトウェアのアップデートを行い、セキュリティパッチを適用することなどを呼び掛けている。