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Googleがドメイン名登録サービス「Google Domains」、招待制ベータテスト開始

 米Googleは23日、ドメイン名登録サービス「Google Domains」の提供に向け、準備を行っていることを明らかにした。

「Google Domains」のサイト。現在は招待制のベータテスト

 Googleでは、ウェブサイトは人々がビジネスの情報を探す最初の場所だが、小規模ビジネスの55%はウェブサイトを持っていないと指摘。Googleでも小規模ビジネスを支援するために「Googleマイビジネス」といったサービスを提供しているが、すべてのオンラインビジネスの出発点はウェブサイトにあり、それはドメイン名とともに始まるとして、ドメイン名登録サービスを始める理由を説明している。

 Google Domainsは、現時点では招待された少人数によるベータテストを行っており、サイトで招待希望を受け付けている。サービスは現在構築中で、招待されたユーザーによるドメイン名の登録や移転を受け付けながら機能を拡充しており、近いうちにサービスを一般公開したいとしている。

 登録可能なドメイン名は、「.com」「.biz」「.org」といった従来のドメイン名のほか、新しいドメイン名にも幅広く対応する。

 ユーザーはGoogleと同じDNSサーバーが利用可能で、100個のサブドメインの利用が可能。DNSレコードの編集機能など管理機能も提供される。既存のウェブサイトへの転送機能や、100個までのメールアドレスのエイリアス機能、whois情報の匿名機能なども提供。電話とメールによるサポートも提供する。

 また、ウェブサイト構築サービスとも連携し、ショッピングサイト構築やモバイルサイト構築などが簡単に行えるオプションサービスも提供する。

(三柳 英樹)