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マイクロソフト、「Kinect for Windows v2」を日本でも開発者向けに販売

 日本マイクロソフト株式会社は、新型のKinectセンサー「Kinect for Windows v2センサー」を、日本でも開発者向けにオープンベータ版として数量限定で提供すると発表した。発売は7月15日。オンラインストアのMicrosoft Storeでの販売で、価格は1万9980円(税別)。

Kinect for Windows v2センサー

 「Kinect for Windows v2センサー」は、ゲーム機「Xbox One」に付属する新型のKinectセンサーを、Windowsに対応させたもの。従来のKinectセンサーに比べて、環境音の中から会話音声を認識する騒音分離機能を備えた指向性マイクアレイや、高解像度カラーカメラ、物体や人に投射された光子の反射時間を計測するTime-of-Flightテクノロジーなどにより、対象物の認識精度を向上させた。

 また、従来機に比べて視野角が拡大。骨格追跡技術では、指先を含めた25カ所の部位の追跡が可能になり(従来機は20カ所)、6体を同時に追跡(従来機は4体)することが可能になった。音声、深度、カラーに続く4番目のセンシング機能として、アクティブIR(赤外線)も実装された。

 「Kinect for Windows v2センサー」の発売後も、現行のKinect for Windowsセンサーは販売が継続される。

 マイクロソフト公式ブログでは、Kinect for Windowsセンサーが2012年2月に発売されて以来、把握しているだけでも220件以上の事例が日本で展開されており、導入事例は世界中で日本がトップクラスだと説明。手術室向けのシステム、住宅への導入例などを紹介している。

(三柳 英樹)