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popIn、クリックした後にがっかりしない記事を抽出するアルゴリズム

ネイティブ広告プラットフォームなどで活用

 popIn株式会社は9日、読者満足度の高い記事を解析するアルゴリズムを開発したと発表した。コンテンツ型ネイティブ広告の配信プラットフォーム「popIn Discovery」でも活用する。

 popInは、ウェブの記事コンテンツが最後まで読まれているかどうかを解析することでページビューの質を計測する新たな指標「READ」を提供している企業。8月末時点で、ニュースメディアを中心に130サイト以上でREADが導入されているという。

 今回、READの技術を活用し、質の観点(掲載サイトの平均読了率・平均読了時間を超えていること)と量の観点(サイト全体での総読了時間が長いこと)から、読者満足度の高い記事を解析するアルゴリズムを開発した。

 popInによると、同アルゴリズムで抽出される記事群は、ページビューランキングによって集計される記事群とは異なり、じっくりと読み込まれ、かつ、幅広い読者層に受け入れられている記事と言えると説明。読者とのエンゲージメントを高めることが期待されるとしている。

 解析結果は、READ導入サイト向けのダッシュボードで、サイト全体・カテゴリー別のレポートとして提供する。

 また、popInが提供するウィジェットを通じて、読者満足度の高い記事をサイト読者に提示することも可能だ。同ウィジェットには、popIn Discoveryで配信している外部サイトのコンテンツ型ネイティブ広告も掲載される。popInではコンテンツ型ネイティブ広告へのREAD導入も進めており、読まれやすい広告を配信することで、読者の広告体験が向上することが期待されるとしている。

 なお、popIn Discoveryは8月末時点で、新聞社サイト、経済ニュース、雑誌社メディアなどをネットワーク化して配信を行っているという。

(永沢 茂)