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名古屋大の図書館に160台のiBeacon、蔵書検索や書架案内を実現へ

アプリックス「MyBeacon Pro MB004」採用

MyBeacon Pro MB004

 アプリックスIPホールディングス株式会社(以下、アプリックス)は11日、Beaconが日本で初めて図書館に採用されたと発表した。株式会社カーリルが提供する図書館向けサービスと連携して、名古屋大学付属図書館中央図書館に設置され、蔵書検索、書架ナビゲーション、入退館時に本の返却日などの情報を通知するシステムの実証実験に採用される。

 「MyBeacon Pro MB004」が図書館内の至る所に設置され、「カーリル図書館マップ」と連携することで、蔵書検索、目的の書架までのナビゲーションを実現する。併せて、入館時に最新イベント情報などを、退館時に借りた本の返却日などを利用者のスマートフォンに通知。Beaconを活用することで、図書館において利用者が必要とする情報・資料などを検索・提供し、文献探しなどをサポートするレファレンスサービスが強化される。

 実証実験は10月より開始。期間は未定。導入されたBeaconの数は160台。

 「MyBeacon Pro MB004」は、商用利用向けBeaconの必須機能である位置測位の精度向上と端末の負荷を軽減する通信方式を採用し、電力認証によるセキュリティ機能などを備えるのが特徴という。

(川島 弘之)