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TSUTAYA、電子書籍ストア撤退、先月末で店じまい、12月末には全サービス停止

購入済みコンテンツは「BookLive!」へ引き継ぎ

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループでインターネット事業を統括する中間持株会社の株式会社T-MEDIAホールディングス(TMH)は10月31日、電子書籍ストア「TSUTAYA.com eBOOKs」を閉店した。同日をもってコンテンツの販売を終了。12月31日には、購入済みコンテンツのPCからの閲覧やアプリでの再ダウンロードなど、TSUTAYA.com eBOOKsのすべてのサービスを終了する。

 なお、既存ユーザーの受け皿には、凸版印刷グループの株式会社BookLiveが運営する電子書籍ストア「BookLive!」がなる。TSUTAYA.com eBOOKsで購入済みのコンテンツをBookLive!に引き継げるようにする。

11月1日以降、「TSUTAYA.com eBOOKs」にアクセスすると「サービス終了のお知らせ」が表示される

 TSUTAYA.com eBOOKsでの購入済みコンテンツは、PCからの閲覧やアプリでの再ダウンロードなど、12月31日までは利用可能。また、アプリにダウンロード済みのコンテンツは、その後も閲覧可能だとしている。ただし、動画付きの電子書籍コンテンツについては、動画閲覧はできなくなる。

 購入済みコンテンツをBookLive!へ引き継ぐには、12月31日までに、TSUTAYA.com eBOOKsでの購入情報をBookLive!に提供することに同意し、引き継ぎ用IDの発行を受ける必要がある。2015年1月中旬以降、BookLive!上で引き継ぎ用IDを入力することで、購入済みコンテンツがBookLive!のMy本棚に反映される。引き継ぎにはBookLive!への会員登録も必要だ。

 なお、BookLive!に引き継げないコンテンツも一部あるという。その場合は、購入金額分をTポイント(1円=1ポイント)で返還する。

 TSUTAYA.com eBOOKsは、TSUTAYAによる本格的電子書店としてCCCが2011年6月にサービスを開始したが、今回、同事業から撤退するかたちだ。ただし、サービス終了にあたっては、極力ユーザーの不利益とらないよう配慮。今年6月にCCCが戦略的業務提携を発表していたBookLive!を受け皿として、ユーザーが購入済みコンテンツを引き継げる仕組みを用意した。BookLive!の豊富な品ぞろえなどを総合的に判断し、TSUTAYA.com eBOOKsが単独で電子書籍ストアを維持・運営していくよりも充実したサービスが受けられるのではないかとしている。

(永沢 茂)