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Amazon、知りたい情報を音声で教えてくれるBluetoothスピーカー型ホームアシスタント

 米Amazon.comは6日、話しかけると情報提供したり音声で音楽再生の制御ができるBluetoothスピーカー搭載のホームアシスタント「Amazon Echo」を発表した。価格は199ドル、プライム会員は99ドルで招待制で販売する。

ホームアシスタント「Amazon Echo」

 Amazon Echoは、Appleの「Siri」などのパーソナルアシスタントに似た音声入力型のアシスタント機能を搭載。常時スタンバイ状態となっており、「Alexa」と話しかけると音声入力を受け付ける。さまざまなフレーズに対応しており、「明日は雨が降るの?」「ブルーノ・マーズの音楽を再生して」「to-doリストに『ホテルの予約』を追加して」などを話しかけると、女性の声で回答する。

 また、「ショッピングリストにジェラートを追加して」と話しかけると、Amazonのショッピングリストに商品を追加するほか、「Wikipedia: エイブラハム・リンカーン」と話しかけるだけでWikipediaを参照。「テーブルスプーンはティースプーン何杯分?」「Cantaloupeのスペルは?」といった一般的な質問にも答える。そのほか、最新のニュースやアラームの設定も可能。

さまざまな質問や機能のオン/オフに対応する

 音楽再生は、Amazon Music Library、Prime Music、TuneIn、iHeartRadioに対応。スマートフォンやタブレットとBluetooth接続することにより、Spotify、iTunes、Pandoraなどの音楽再生にも対応する。また、Fire OS/Android向けに専用アプリを提供。アラームや音楽、ショッピングリストの管理など外出先からでも操作できる。PCやiOSからはブラウザーでアクセス可能。

 Amazon Echoの頭脳はクラウド上にあり、Amazon Web Services上で動作している。追加機能をクラウドからアップデートすることができるほか、学習機能も備え、ユーザーのスピーチパターンや、語彙、個人の趣向を修得する。

 本体上部には、音声入力/音声回答モードを示すリング状のライトを搭載している。また、ライトに沿って配置された7つのマイクを搭載。ビームフォーミング技術により、室内のどこからでも音声を取得できる。ノイズキャンセル機能も搭載し、本体で音楽再生中の場合でも操作や質問を受け付けることができる。

本体上部には7つのマイクを搭載

 本体は、2.5インチのウーファーユニットと、2.0インチのツィーターユニットを搭載。低域を増長するバスレフポートを搭載する。スピーカーを下向きに搭載することで、360度全体に音を広げることができる。ライト部分には、ボリュームコントロールのほか、マイクをオフにするボタン、アクションボタンが搭載されている。サイズは、高さが9.25インチ(約23.5cm)、円径は3.27インチ(約8.3cm)となっている。

本体仕様
Introducing Amazon Echo

(山川 晶之)