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グラモ、外出先から家電操作できる据置型リモコン「iRemocon Wi-Fi」販売開始

環境センサーやWi-Fi中継/コンバーター機能、1ボタンで家電の複数制御も

 株式会社グラモは8日、スマートフォンで家電を操作できる据置型学習リモコン「iRemocon Wi-Fi」を一般ユーザー向けに販売開始した。価格は、オープンプライスだが、Amazonの自社ストアでは2万741円(税別)。

「iRemocon Wi-Fi」

 本体には、360度で赤外線を照射できる広角高出力赤外線LEDを搭載。赤外線が届かない場所では、オプションの赤外線LEDケーブルを設置することで、部屋の隅に設置してある家電を操作できる。また、広範囲の周波数を学習できる広帯域赤外線学習センサーを搭載し、800件までのリモコンコードを登録可能。

 スマートフォン専用アプリを利用することで、場所を問わず家の家電を制御できるほか、音声での家電制御も可能。スマートフォンのGPSと連携し、特定のエリアから離れるとエアコンを消したり、逆に近づいた時に照明をオンにするといった操作ができる。タイマー機能を搭載し、特定の時間に家電の制御も可能。

 また、本体には温度・湿度・照度センサーも備え、それぞれの状態を確認できるほか、アプリの「環境イメージマップ」機能により、部屋のカビやダニ、ウイルスなどの発生リスク、熱中症の可能性などをひと目で確認できる。

家電をワイヤレスで制御できるリモコン機能
室内の温度・湿度・照度を確認でき、部屋の状況を「環境イメージマップ」で表示する

 リモコンの画面は、「iRemocon」ウェブサイトからアクセスして利用できる「UIデザイナー」でカスタムでき、ボタンの大きさや位置、ボタンを押した時の音、背景の画像などを変更することで、オリジナルリモコンを作成できる。また、1つのボタンで複数の機能を割り当てでき、「自動的にエアコンがついて音楽が流れる」「すべての家電の電源がオフになる」といったマクロ機能が利用できる。

 アプリの対応OSは、iOS 5.1以降、Android 4以降(Android 5での動作は保証外)。なお、外出先の操作音声制御やGPS連携などは有料機能となっており、利用には月額300円の課金が必要だが、NTT西日本が月額300円(税別)で提供するiRemocon Wi-Fiレンタルサービス「iRemocon for フレッツ」の場合、有料機能も利用できる。

 インターフェイスは、100BASE-TX/10BASE-Tの有線LANポート×2に加え、IEEE802.11n/b/gのWi-Fi接続に対応。有線LAN機器を無線化できるWi-Fiコンバーター機能のほか、Wi-Fi電波を中継するWi-Fiリピーター機能を備える。本体サイズは、105×37mm(直径×高さ)、重さは130g。

(山川 晶之)