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「だいち図」ベースの高精細な3D地図をAPI経由で提供するサービス

 株式会社ブロードバンドタワーは17日、3D地図を生成するソフトウェア「GEO-SIM(ジオシム)」が生成する地図画像をAPI経由で提供するウェブサービス「GEO-SIM Web-APIサービス」を開始した。

阿蘇山の3D地図

 GEO-SIMは、JAXAの陸域観測技術衛星「だいち(ALOS)」が観測した日本列島の衛星画像の中から数百シーン以上を組み合わせ、画像の歪みを取り除いた衛星地図製品「だいち図」(一般財団法人リモート・センシング技術センター、株式会社ジオサイエンス、株式会社NTTデータ共同開発)に、標高データなど独自の情報加工処理を施した3D地図ソフト。雲の遮蔽もなく、自然に近い色合いで統一した高精細な2D/3D画像を提供するとしている。

 APIは、Google Mapsなどで利用されている標準的なタイル仕様で、OpenLayersやLeafletなど地図ライブラリを利用できるほか、自社開発のシステムと地図を連動させる場合でも、GEO-SIMが持つ各種APIをマッシュアップすることで地図を埋め込むこともできる。

 料金は、月額20万円(税別)からで、APIリクエスト回数の制限は無い。また、APIの利用に不安があるユーザーには、オプションサービスとして、ブロードバンドタワーの専門エンジニアによる開発支援も用意している。なお、法人ユーザー向けに14日間の無料体験版を用意しており、同社審査の上、提供する。

(山川 晶之)