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JAXA、陸域観測技術衛星「だいち2号」観測データの定常配布を開始
(2014/11/25 17:16)
独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、5月24日に打ち上げた陸域観測技術衛星「だいち2号(ALOS-2)」の初期機能確認運用および初期校正検証運用を終了し、11月25日より観測データの定常配布を開始した。
だいち2号は「Lバンド合成開口レーダー(PALSAR-2)」を搭載。地殻変動や森林の観測などに適したLバンド(1.2GHz帯)の周波数を用いることで、昼夜や天候に左右されず、地表の画像を取得することができるという。
また、画像の分解能が向上。以前JAXAが運用していた「だいち」の「PALSAR高分解能モード」が分解能10mだったのに対し、だいち2号の「スポットライトモード画像」では分解能が1m×3mに向上している。
なお、一般ユーザーへの配布は、だいち2号運用・観測データ一般配布共同企業体を窓口としている。これには、一般財団法人リモートセンシング技術センターや株式会社パスコを挙げている。