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欧州独自開発のオフィススイート「Euro-Office」をLibreOfficeが激しく非難、その理由は?

 欧州独自のオフィススイートとして新たに登場した「Euro-Office」が、実際にはMicrosoftの囲い込み戦略に加担しているとして、LibreOfficeが非難声明を発表した。

 Euro-Officeは、米国依存からの脱却を目指す欧州が独自に開発したウェブベースのオフィススイートで、欧州の名だたるベンダーが名を連ねる大々的なプロジェクトの産物として、6月9日(現地時間)に登場したばかり。ユーザーにとってはMicrosoft Officeと同等の操作性を維持できるのが大きなメリットで、今後、欧州でのシェア拡大が確実視されているが、これに噛みついたのがLibreOfficeだ。

 LibreOfficeによると、このEuro-OfficeはMicrosoft Officeとの互換性を重視するあまり、LibreOfficeをはじめとするオープンソースのオフィススイートが推奨するISO規格のOpen Document Format(ODF)ではなく、MicrosoftのOffice Open XML(OOXML)形式を採用していることから、コンテンツの囲い込み戦略において、事実上、Microsoftの味方になっていると非難。「管理権は欧州にはなく、事実上(Microsoftの所在地である)レドモンドにしっかりととどまっている」と主張している。

 LibreOfficeが競合製品のフォーマットにツッコミを入れるのは初めてではないが、今回は注目度も高いこともあって、早いタイミングでの声明発表となったとみられる。LibreOfficeにとっても欧州でのイニシアチブを奪われるのは死活問題のはずで、今後の展開が注目される。