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Google検索に新機能、食品のカロリーから今日の予定まで検索できるように

 スマートフォン/タブレット向けGoogle検索アプリに新機能が追加された。

 18日より、Google検索アプリから食品の栄養素を検索できるようになった。例えば、音声検索や検索窓から「大根のカロリー」と入力すると、100gあたりのカロリー数を表示する。カロリー以外にも塩分やマグネシウムといった栄養素を検索ワードとすることで、複数の成分を確認できる。

 文部科学省の食品成分データベースが元となっており、1つの食材でも複数のパターンで表示できる。大根の場合では、皮つき、皮つき/むき、ゆで、葉といったものから、たくあん、べったら漬け、切り干し大根といった加工食品まで選択できる。検索結果には、類似の食品も紹介される。

 また、Google検索アプリから自分のことについて検索できる「マイサーチ」機能も18日より提供開始。「今日の予定」といった自分のスケジュールのほか、オンラインで予約したレストランやホテルの詳細を検索窓から尋ねることができる。スケジュールは、Googleカレンダーと共有している。

グーグル株式会社プロダクトマネージャーのハサン・アビヤネ氏
Google検索アプリでさまざまな食品の栄養素を調べられる
グーグル株式会社製品開発本部長の徳生裕人氏
スケジュールやオンライン予約した情報を検索できる「マイサーチ」

 検索結果でのアプリ検索機能も強化した。「レースゲーム」と検索すれば、Google Play上で公開されているゲームを検索結果に表示するほか、「PDFを見る方法」と検索するとAcrobat Readerアプリが表示されるといった、アプリを探していなくても問題解決に関係しそうなアプリがあれば表示する。

 すでに6月にクックパッドが対応していた、アプリの検索結果から直接アプリを起動できる機能については、今回、食べログアプリとも連携。対応アプリをインストールしている場合、Google検索アプリの検索結果で表示されたアドレスから、使い慣れたアプリに直接飛べる。なお、アプリとの連携機能はAPIを公開している。

 そのほか、先週アップデートされたiOS版Google検索アプリは、“Lollipop”ことAndroid 5.0で採用された「マテリアルデザイン」をUIに採用。また、検索結果に表示されたマップを直接操作できるようになったほか、複数検索できるようマルチタスクが強化されている。新機能のマイサーチも利用できるが、Android版とは異なり、アラーム、メール、電話などOSにかかわる機能については利用できないとしている。

Google検索アプリの検索結果からアプリを探せる
先週アップデートされたiOS版Google検索アプリ

(山川 晶之)