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iOS地図アプリ「MapFan+ 2.0.0」公開、トイレや「華屋与兵衛」見つけやすく

メジャーバージョンアップで検索画面の改良・新機能

 インクリメントP株式会社は20日、iOS向け地図アプリ「MapFan+」をバージョン「2.0.0」へとメジャーアップデートした。検索画面のUI改善、検索の新機能追加、地図デザインの改良などを行っている。

検索画面の新UI(横位置)

 検索画面のUIは従来、「フリーワード」「周辺検索」「住所一覧」「駐車場満空」などの項目がテキストのリスト形式で縦に並ぶ表示だったが、今回のバージョンアップにより、各項目のアイコンを大きくし、ボタン状にグリッド形式で表示するよう変更した。MapFan+をカーナビとして使う場合、より直感的に選択できるようになったとしている。また、同じくカーナビとしての使用時は端末を横画面で使う場合が多いため、従来のリスト形式ではすべての項目を見るのにスクロールする必要があったが、ボタン形式では横画面でも項目が一覧できるとしている。

 また、新機能の「お好み周辺施設」のボタンを検索画面に追加。このボタンには「駐車場」「ATM」「トイレ」などのジャンルまたは特定のチェーン店の名称など、普段からよく使う施設の検索条件を登録しておくことができる。このボタンをタップすることで、周辺の該当施設を素早く検索できるようになる。

 このほか、「自宅」と「勤務地」を登録可能になった。ルート検索時に出発地・立寄地・目的地としてワンタップで設定できる。

「お好み周辺施設」に登録する検索条件の設定画面
自宅・勤務先管理画面
ルート検索時、目的地などに「自宅」「勤務先」をワンタップで設定可能

 地図表現については、縮尺に応じて表示される注記やアイコンの量を見直し、以前よりも若干すっきりした表示になったという。また、ファミリーレストランやコンビニエンスストアなどのブランドロゴマークを拡充。例えばファミリーレストランでは、従来は中堅チェーン店などで使っていたフォークとナイフをあしらった汎用アイコンをできるだけ排除。チェーン店ごとのブランドロゴを表示する形式にすることで、どのチェーン店かを判別しやすくした。

 インクリメントPによると、コンビニエンスストアとファストフードについては全チェーン店が対象。ファミリーレストランについては、全国に150店舗以上あるような規模のチェーン店が対象となり、例えば「華屋与兵衛」クラスはブランドロゴ表示になったとしている。

地図表現の新旧比較

 MapFan+は、アプリ本体およびオンラインでの地図表示やルート検索/ナビゲーションなどの基本機能は無料。これに加えて、地図データのダウンロードによるオフライン表示や、渋滞情報、オービス通知、駐車場満空情報などを、アプリ内課金の有料オプションで利用できるようになる。

 有料オプションは30日・90日・180日・365日の期間ごとのチケットがある。このうち365日チケットは通常3600円だが、2015年1月4日まで「MapFan 冬の大感謝祭 2014」セールにより半額の1800円で販売している。

 同セールでは、MapFan+のほかにも「MapFan」ブランドなどのスマートフォンアプリを半額で販売中だ。Android向けの買い切り型オフライン地図アプリ「MapFan 2014」が1944円(通常価格3888円)、iPhone向けAR徒歩ナビアプリの国内都市用「MapFan eye」、同じく海外都市用「MapFan AR Global」がそれぞれ100円(通常価格200円)となっている。

(永沢 茂)