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ゼンリンの「3D都市モデルデータ」、世界的ゲームハッカソン「Global Game Jam」で無償提供

 株式会社ゼンリンは、1月23日~25日に開催されるゲームハッカソン「Global Game Jam」に協賛すると発表した。ゼンリンが整備した「3D都市モデルデータ」などを無償で提供する。

 3D都市モデルデータとは、ゼンリンがカーナビ向けに独自フォーマットで整備してきた3D地図データを、3DCGソフトなどで利用できるFBX形式の汎用フォーマットに変換して提供しているもの。現実の都市の3Dモデルデータをゲームソフトやシミュレーションなどで活用できるようになる。昨年8月末からは、その一部である東京・秋葉原のデータ「Japanese Otaku City」を、ゲーム開発プラットフォーム「Unity」向けにクリエイティブ・コモンズライセンスで公開している。

「3D都市モデルデータ」のイメージ
「Unity」上での利用イメージ

 Global Game Jamは全世界400以上の会場で同じ日に開催されるというゲームハッカソンで、参加者が即席チームを結成し、与えられたテーマに沿ったゲームを48時間で開発する。ゼンリンでは、このうち日本国内の約20の会場において、3D都市モデルデータや地図ASPサービス「いつもNAVI開発キット(API)」を提供する。

 ゼンリンでもGlobal Game Jamでハッカソン会場を設置・運営するとしており、東京・お台場のコワーキングスペース「MONO」を48時間にわたって「ゼンリンお台場会場」として解放し、徹夜作業でも快適に開発に取り組める環境を用意する。同会場でゲーム開発にチャレンジする参加者60名を1月20日まで募集中だ。参加費は無料。同会場では、日本マイクロソフトの協力により、ジェスチャー・音声認識デバイス「Kinect」も提供される。

(永沢 茂)