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若年層の女性SNSユーザー、半数がハッシュタグ利用経験あり、検索の起点に?

 アライドアーキテクツ株式会社は24日、女性SNSユーザーにおける「ハッシュタグ」の利用実態について調べた結果を発表した。今年1月、Facebookアプリ「モニプラ」上でアンケートを実施し、4563人から有効回答を得たもの。

 ハッシュタグを「使ったことがある」と回答したのは全体の36%。「知っているが使ったことはない」の18%と合わせると、ハッシュタグの認知率は54%と過半数を占めた。残る46%は「ハッシュタグについて知らない」。

 年代別に見ると、若年層ほど広く利用・認知されており、20代以下では「使ったことがある」が47%と半数近くいる一方で、30~40代では36%、50代以上では20%にとどまる。

女性SNSユーザーハッシュタグの利用経験(アライドアーキテクツ株式会社調べ)

 ハッシュタグの利用目的は、「気になる商品や情報を検索するため」が62%で飛び抜けても多い。以下、「面白い情報を検索するため」の34%、「友達などが投稿しているハッシュタグに興味を持ちチェックをするため」の32%、「好きな商品などの情報を定期的にチェックするため」の31%など。

 ハッシュタグで検索を行う理由は、30代以上では「特に理由はない」が最も多いのに対し、20代以下では「検索が簡単なため」が最も多く、若い年代ほど手軽さに魅力を感じているという。

 今回の調査からアライドアーキテクツでは、半数以上の女性SNSユーザーがすでにハッシュタグという存在を認識し、特に20代以下で手軽な検索手段として積極的に活用されている様子が明らかになったと指摘。現状ではハッシュタグだけでウェブ上から商品の詳細情報を入手したり、商品を購入することは難しい状況にあるとしながらも、「女性SNSユーザーの若年層においては、検索エンジンにキーワードを入力して情報を探し出すという従来の検索行動の前に、まずはハッシュタグを活用してSNS上のクチコミ情報などを探るという『ハッシュタグ起点型』の新たな検索スタイルが浸透しつつあることが推測できる」と述べている。

(永沢 茂)