ニュース

「Flash Player」が脆弱性を修正、直ちにアップデート確認を

 米Adobe Systemsは14日、「Flash Player」のWindows版・Mac版・Linux版のセキュリティアップデートをリリースしたと発表した。すでに攻撃方法の情報が出回っている脆弱性の修正も含まれるとしている。

 最新バージョンは、Windows版・Mac版のFlash Playerデスクトップランタイムと、Google ChromeおよびInternet Explorer 11/10に同梱されるFlash Playerが「17.0.0.169」、Linux版が「11.2.202.457」、Windows版・Mac版の延長サポート版(Extended Support Release)が「13.0.0.281」。

 攻撃者にシステムを乗っ取られる恐れがある脆弱性を修正したとしており、Adobeではユーザーに対して最新バージョンへのアップデートを推奨している。脆弱性の危険度は、4段階中で最も高い“Critical”とのレーティングだ。また、アップデート適用の優先度も、Linux版を除いて、3段階中で最も高い“Priority 1”とされており、システム管理者によって直ちに適用されること(例えば72時間以内)が推奨されている。

(永沢 茂)