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Google、「常時HTTPS化」に向け多数の広告製品もHTTPS対応に

 米Googleは17日、同社が配信する広告についてもHTTPS化を進めていく方針を明らかにした。

 Googleでは、セキュリティ強化のため自社サービスのHTTPS化を進めるとともに、一般のウェブ管理者に対してもHTTPS化を推奨し、検索ランキングのアルゴリズムにもサイトがHTTPS化されているかを指標として用いることを発表している。

 こうした「常時HTTPS化」への取り組みとして、Googleの広告製品もHTTPS化を進めていくと説明。既に、2014年末にはYouTubeの広告をすべてHTTPS化しており、Google.comでの検索広告についても大部分をHTTPS化したという。

 今後の予定としては6月30日に、Googleディスプレイネットワーク、AdMob、DoubleClickで配信するモバイル、動画、デスクトップディスプレイ広告の大部分を暗号化する。同時に、AdWordsやDoubleClickなどGoogleの広告プラットフォームを通じて広告を掲載する広告主に対しても、HTTPSで暗号化したディスプレイ広告を配信できるようにするとしている。

(三柳 英樹)