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無料マンガ制作ソフト「CloudAlpaca」のAndroidタブレット版アプリが登場

PC版と遜色ない機能を搭載

 株式会社メディバンは17日、無料のAndroid向けマンガ/イラスト制作アプリ「MediBang Paint Tablet」をリリースした。同社が提供してきたPC向けソフト「CloudAlpaca(クラウドアルパカ)」のAndroidタブレット版となる。今回、ブランド名を「MediBang Paint」に変更。PC版ソフトの名称も「MediBang Paint Pro」に変更している。

「MediBang Paint Tablet」。PCと比較して画面の小さなタブレットでも描画領域を確保するために専用UIを採用している

 MediBang Paint Tabletでは、レイヤー、ブラシ、バケツなどの機能のほか、マンガ/イラストを描くために必要なトーン貼り、コマ割りができる機能を搭載。MediBang Paint Proと遜色ない機能・操作性を持つとしている。また、近日中に、MediaBang PaintのiOS版や、Androidスマートフォンアプリ「MediBang Paint Mini」もリリースする予定だとしている。

 UIはタブレットに最適化され、ウィンドウを出し入れ可能なインターフェイスを採用。小さな画面でも描画領域を確保している。また、物理キーボードを持たないタブレットでも操作性を損なわないよう、頻繁に使用する操作をワンタップで行える「ショートカットパネル」を配置。パネルはカスタマイズでき、ユーザー好みの制作環境をタブレットで実現できるとしている。

 また、タブレットのカメラで撮影した写真の取り込みが可能。取り込んだ写真をもとにマンガやイラストを描くことができる。また、マイクを搭載したタブレットでは、セリフやナレーションを音声で入力できる。

 メディバンでは、MediBang Paint Tabletのリリースに合わせて、世界展開を本格化する。MediBang Paint Proはすでに約10言語に対応。MediBang Paint Tabletでは、リリース当初は日本語、英語、中国語、韓国語に対応するほか、他の言語も順次対応予定だとしている。

(山川 晶之)