大日本印刷がPOD本の販売強化、ジュンク堂とhonto.jpで購入可能に

　大日本印刷株式会社（DNP）は7月1日より、プリントオンデマンド（POD）本の販売をジュンク堂書店池袋本店（東京都豊島区）および通販サイト「honto.jp」で開始する。当初は、インプレスR＆Dが取り扱う約100作品が対応しており、注文を受け付けてから印刷する。

サービスのイメージ

　PODでは、電子的に保存された書籍データをもとに1冊単位での注文・印刷・製本が可能。希少性の高い作品や、大量印刷が難しい専門書の流通などに適しているとされる。

　DNPでは2001年3月からPOD本の印刷・販売サービス「ウェブの書斎」を運営しているが、グループ会社であるジュンク堂書店およびhonto.jpの協力のもと、この販路を拡大する。

　なお、取り扱い作品は販路によって若干異なる。ジュンク堂書店池袋本店では、インプレスR＆Dの書籍約100作品を販売。実際の商品を手にとって確認できるという。また、系列の書店では取り寄せが可能。

　honto.jpでは、インプレスR＆Dの約170作品をラインナップ。通販で入手できる。将来的にはインプレスR＆DのPOD全商品（2015年6月時点では約2800種類）に対象を広げる。

　DNPではPOD本の品ぞろえを今後も強化し、2019年度までに2億円の売上を目指すとしている。