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バンダイナムコのIP開放プロジェクト、個人クリエイターによるアプリ開発などが可能に

 株式会社バンダイナムコエンターテインメントは3日、保有するIP(知的財産権)をクリエイターに開放する「カタログIPオープン化プロジェクト」において、新施策を発表した。新たに「公認クリエイター」制度が導入され、個人によるアプリ開発および事業化などが行えるようになった。

(c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 カタログIPオープン化プロジェクトは3月に概要を発表。「パックマン」「ゼビウス」「源平討魔伝」などゲーム17作品のIPが一定の条件下で開放され、第三者企業のデジタルコンテンツ制作などに広く活用できるようになった。応募規模は100社を超えており、50件以上の企画が審査を通過したという。

 当初は法人向けのプログラムとしてスタートしたが、その後、対象タイトルのプレイ動画などを個人が作成し、ニコニコ動画の「クリエイター奨励プログラム」を通じて公開できる制度などが追加されていた。

 7月3日に発表された公認クリエイター制度では、IPを用いたアプリ/ゲームなどの開発を個人でも行えるようになった。なお、公認クリエイターの登録には審査があり、コンテストなどでの受賞経験、長期に渡るコンテンツ公開実績などで判断するという。

 公認クリエイターの審査通過後は、企画申請が別途必要となる。また、制作した作品の利益配分条件などもすでに公開されている。

 このほか、学校法人向けにもプロジェクトが開放され、授業などでの活用が可能になった。また、開発者イベントを今秋に実施することも発表した。

(森田 秀一)