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Amazon初の「プライムデー」はブラックフライデー超えの好記録、次回も開催へ

 Amazonが7月15日に実施した大型タイムセール「プライムデー」の売上概要が発表された。全世界での注文数は2014年のブラックフライデーを上回り、セール実施国全体では3440万アイテムが注文されたという。

 プライムデーは今回が初の試み。日本では年額3900円(税込、米国では99ドル)のプライム会員に登録したユーザーだけが参加できるセールという触れ込みで実施された。ただし、プライム会員の30日間無料体験ユーザーでもセール品は購入できた。

 ブラックフライデーは米国の祝日である感謝祭の翌日にあたる金曜日のこと。この日から実質的に年末商戦がスタートし、店舗の多くが大規模セールを行うため、1日あたりの売上が最も多い日とされる。

 Amazonによれば、プライムデーの注文数は前年同日比では266%増、2014年のブラックフライデーとの比較では18%多かった。また、1秒間あたりの注文商品数は398アイテムに達した。Amazon製デバイス各種の販売も好調で、米国では映像視聴端末「Fire TV Stick」が1時間で数万台注文されたという。

 プライムデー当日の国別トップセールス商品(Amazon製デバイスを除く)も発表されており、米国では「Lord of the Rings: The Motion Picture Trilogy」(映像ソフト)、英国では「Lenovo FLEX 10 10.1-inch Multimode Touchscreen Notebook」(PC)だった。日本では「グリーンスムージーミックス」が最も売れたという。。

 新たにプライム会員登録したユーザーの数も1日あたりの記録を更新。これらの好調を受け、Amazon Prime担当副社長であるGreg Greeley氏はプライムデーを再び開催する意向を示している。

(森田 秀一)