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ASUS、Windowsをフルに使えるリモートクライアントをセットにしたChromebook
(2015/10/20 18:09)
ASUS JAPAN株式会社は20日、同社製Chromebook「ASUS Chromebook Flip C100PA」に、イスラエルEricom Software製リモートデスクトップクライアント「Ericom AccessNow」をセットにした「C100PA-FS0017」を発表した。オープンプライスで、11月上旬以降に出荷開始する。
AccessNowは、ChromeブラウザーからリモートでWindowsデスクトップやアプリケーションが利用できるリモートデスクトップクライアントソリューション。ブラウザーに特別な設定やプラグインを使用すること無く、リモート対象のWindows PCに専用ソフトをインストールするだけで使用できる。Windowsで使われるキーコマンドも引き継ぐため、Officeアプリケーションなどでも通常通り利用可能。
C100PAは、液晶パネル部分が360度回転し、通常のノートPCスタイルのほか、タブレット、スタンド、テントという4スタイルに変形するChromebook。筐体にはアルミニウム合金を採用し、タッチ対応の液晶パネルにはコーニングのGorilla Glassを採用することで、堅牢性を確保している。また、厚さ15.6mmで約890gの薄型軽量ボディながらも、約9時間のバッテリー駆動が可能。
CPUは、Rockchip製RK3288Cプロセッサ(クアッドコア)、メモリは4GB、ストレージは16GBを搭載。ディスプレイには、10.1インチのIPSパネル(1280×800ピクセル)を採用。通信機能は、IEEE 802.11ac/n/a/g/b対応のWi-Fiのほか、Bluetooth 4.0をサポート。インターフェイスは、microHDMIポート×1、USB 2.0ポート×2、microSDメモリカードスロット×1、マイクロホン/ヘッドホンジャック×1。
都内で開催された発表会では、Chromebookのディストリビューターである株式会社アシストによるデモンストレーションを実施した。発表会の会場である大手町から、市ヶ谷のアシスト社内に設置されたWindowsマシンに、Chromeブラウザーからアクセスする様子をデモした。WordといったOfficeアプリのほか、「SAP Business One」へのログインなどもスムーズに行うことができた。
また、株式会社ジェイアール東日本マネジメントサービスの導入事例を紹介。ペーパーレス会議の実現と、すでに導入しているGoogle Appsの活用を目的としてChromebook(ASUS製C300)とAccessNowを導入したという。C300は社内共有端末として採用し、会議中に自席PCのWindowsアプリや、財務システムを利用できるようになったほか、会議のペーパーレス化、Google Apps利用促進による業務効率化を果たしたとしている。