編集部コラム

年頭のご挨拶。インターネットにおける「基本動作」の大切さ

 明けましておめでとうございます。

 昨年の記事を振り返ると、これまでにも増してセキュリティ関連の話題が目立った1年でした。

 多様なサービスが提供される便利なインターネットは、それだけ複雑になっていて、攻撃を防ぐことが難しくなっています。そうした中で、2026年のINTERNET Watchは、個人や法人がインターネットを利用するうえでの「基本動作」の大切さを見直すことを、重点テーマと位置づけたいと考えています。

 例えば、その1つとして挙げられるのは、セキュリティの中でも、日々使っている身近な道具・接続環境を定期的に見直し、安全が確保されているか確認することです。これについては「Wi-Fiルーター見直しの日」として毎年11月11日に呼び掛けを行っており、インターネット接続環境を見直すきっかけにしていただいています。

 2026年からはもう1つ、大事なデータのバックアップについても、年に1回見直す機会を設けるようにしたいと考えています。

 世界では、毎年3月31日が「World Backup Day」(世界バックアップデー)とされています。これは、翌日のエイプリルフール(4月1日)に、データを失うという悪い冗談(とでも言いたくなる事態)が現実にならないように、といった意味があるそうですが、日本では多くの組織において年度末の日であり、バックアップを見直すにはちょうどいい日に思われます。

 このような、ごくごく基本的なことを見直し、しっかりと行えていることを確認することで、安易な攻撃を受けにくく、少々のトラブルにも動じにくくなって、インターネットをより便利に、快適に利用できるようになると考えています。

 本誌は2月に創刊30周年を迎えます(先月の編集部コラムのとおり、1995年12月1日にプレ創刊、1996年2月1日に正式創刊しています)。そして、同じくインプレスが発行している「インターネット白書」も、今年で通算30号となります(一度、合併号を発行しており、年としては31周年となります。)。これを記念した連動企画も準備を進めているところです。楽しみにお待ちください。

 本年も、INTERNET Watchをよろしくお願いいたします。