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「Googleフォト」、写っている人物ごとに写真を自動分類する機能追加、年齢による顔の変化にも対応

 グーグル株式会社は、同社の写真ストレージサービス「Googleフォト」において、人物ごとに写真を分類・検索できる機能を10月30日に提供開始した。

「Googleフォト」では、人物や場所ごとに写真を分類可能
人物ごとに自動分類された写真に人名のラベルを付けることができる

 ユーザーがアップロードした写真を、Googleフォトが自動で人物ごとに分類する。ユーザーは分類された写真に写っている人物の名前をラベルとして登録することで、それ以降に追加した写真からその人物が写っている写真を、指定した人物名で自動分類できるほか、人物名からの写真の検索も可能。なお、人物名はユーザー外には公開されない。

 人物のグルーピングは、成長の過程が分かる量の写真をアップロードすることで、年齢による顔の変化も考慮して適用可能。また、すでに提供済みの機械学習を利用した検索機能(「象」と検索すると写真内で「象」とGoogleが識別した写真をピックアップする)と組み合わせることで、ユーザー側の分類作業なしで、写っている被写体から特定の写真を検索できる。

写真は10月7日に行われたAndroid説明会での新機能のデモ。「Googleフォト」ではすでに、機械学習で自動認識した被写体で検索できる機能を提供している。写真内の象の写真は、「Googleフォト」側が「象」と認識したもの
グルーピングした人物と、「Googleフォト」側で識別した被写体を組み合わせて検索可能。写真は、グルーピングした「太郎」とGoogleフォト側が認識した「雪だるま」での検索結果となる
成長の過程が分かる量の写真をアップロードすることで、年齢による顔の変化にも対応。成長の早い子供でも、赤ちゃんからグルーピングできる

(山川 晶之)