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自己申告の年齢は当てにならず? Googleが「18歳未満」を機械学習で見破る機能を米国で導入
2025年7月31日 10:41
Googleが機械学習による年齢推定モデルを米国で導入する。
これはユーザーが18歳以上か否かを機械学習によって判定するというもの。一般的にウェブサービスでは、ユーザー登録時に生年月日を入力しなくとも、運営側が書き込みなどの内容から年齢を判定してマーケティングに利用しているケースがあるが、今回のGoogleの機能は、年齢の偽装を見破ることを目的としている。ユーザーが自己申告した生年月日に関係なく、検索した情報の種類や、YouTubeで視聴した動画のカテゴリー、さらにアカウントの存続期間などをもとに年齢を推定するのが特徴。18歳未満であると判定された場合は、年齢制限のあるコンテンツへのアクセスがNGになるのはもちろん、年齢に応じた広告カテゴリーの制限が行われるほか、休憩や就寝を促すリマインダーの有効化、一部コンテンツの繰り返し視聴の制限といった措置が取られる。
18歳未満と誤判定された成人ユーザーが修正を求める場合は、政府発行の身分証明書の写真や自撮り写真をアップロードする必要があるため、年齢偽装が難しくなるというわけだ。特に保護者のアカウントを用いてログインしている18歳未満のユーザーは、これを機に見直しを求められる可能性がありそうだ。なお、現時点では日本への導入については言及されていない。
- Ensuring a safer online experience for U.S. kids and teens(Google)
https://blog.google/technology/safety-security/age-assurance-measures-safer-online-kids-teens-us/ - Google starts rolling out ML-powered age estimation in the US(9to5Google)
https://9to5google.com/2025/07/30/google-accounts-age-estimation/