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【使いこなし編】第267回
友人への共有やコンビニプリントもできる! バッファロー「おもいでばこ」に保存した写真をUSBメモリに直接書き出す
2025年12月25日 06:00
スマートフォンで撮った写真や動画を、iCloudやGoogleのクラウドに保存していると、すぐに容量が足りなくなってしまう。そこで、外付けSSDなどの外部ストレージを接続してバックアップする方法を、第254回から実践してきた。第261回からは、バッファローの「おもいでばこ」という、スマートフォンの写真・動画のバックアップが簡単にできる製品を見ている。
今回は、「おもいでばこ」に貯めた写真をUSBメモリなどに書き出す操作を実践してみよう。気に入った写真を写真店やコンビニのプリントサービスで印刷したり、友人に渡したりするのに便利だ。書き出したUSBメモリをPCやスマホに接続して、取り込むこともできる。
スマートフォンを「おもいでばこ」に直接接続しての書き出しは、AndoridのみでサポートされていてiPhoneではできない。今回は、USBメモリに書き出して、それをiPhoneに接続して確認してみる。もちろんここから「写真」アプリに取り込むことも可能だ。特に気に入った写真を、USBメモリやSDカードに書き出しておくと、いろいろな目的で利用しやすいだろう。
なお、スマートフォンやPCへの転送だけが目的であれば、「おもいでばこ」アプリを使って転送するのががおすすめだ。こちらの方法は次回実践することにしよう。Live Photos以外の写真を、アプリをインストールしていないスマートフォンに転送したい場合に、今回の汎用的な書き出し方法が利用できる。
書き出し用のSDカードスロットとUSB Type-Aポートは本体の前面にあり、ここに接続するのは、前回の取り込みと同様だ。接続するとインジケータが白く点灯し、書き込み時は緑の点滅、書き込み完了で青の点灯になる。
「おもいでばこ」に保存用のメディアを接続したら、リモコンのメニュー(△)ボタンでメニューを表示し、[かきだし]を選んで、書き出ししたい写真を選択して書き出す。書き出し用のアルバムを作って、あらかじめ書き出したい写真をまとめておくと、アルバム単位で書き出すことができる。
[アルバム]でアルバムを選択し、リモコンのメニュー(△)ボタンで、[アルバムのかきだし]を選ぶと、アルバム単位で書き出すことができる。
書き出し画面では、[かきだし先の選択]で書き出すメディアを選択し、[おすすめの形式]で[決定]ボタンを押すと、書き出される。[おすすめの形式]にすると、全てJPEGファイルになり、撮影日変更や回転などの編集が反映された写真で書き出される。[オリジナルの形式]は、取り込み時のまま書き出したい場合に選択する。
メディアには、「Omoide」フォルダーと、その中に書き出し日時とアルバム名別のフォルダーが自動作成された上で書き出される。同じ日に同じアルバムから複数回に分けて書き出すと、同一フォルダー内に画像が保存される(重複したファイルは別のファイルとして保存される)。
書き出された写真は、写真店やコンビニでの印刷など、さまざまな用途で使用できる。今回は、iPhoneに書き出したUSBメモリを接続し、「ファイル」アプリで中身を確認してみることにする。なお、スマートフォンのUSBポートの多くはUSB Type-Cなので、USB Type-Aとの変換アダプターを利用して接続する必要がある。
次回は続けて、スマートフォンとPCで「おもいでばこ」アプリを使った書き出しを実践してみよう。
今回の教訓(ポイント)
「おもいでばこ」はUSBメモリなどのメディアに写真を書き出し可能
iPhoneに直接書き出すには「おもいでばこ」アプリを使う

















