自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!
【使いこなし編】第263回
専用アプリで簡単にバックアップ、バッファロー「おもいでばこ」にスマホから写真を転送する
2025年11月20日 06:00
スマートフォンで撮った写真や動画を、iCloudやGoogleのクラウドに保存していると、すぐに容量が足りなくなってしまう。そこで、外付けSSDなどの外部ストレージを接続してバックアップする方法を、第254回から実践してきた。第261回からは、バッファローの「おもいでばこ」という、スマートフォンの写真・動画のバックアップが簡単にできる製品を見ている。
スマホアプリと「おもいでばこ」を連携させる
前回、「おもいでばこ」シリーズ「PD-2000」本体側のセットアップを実践した。セットアップが完了するとホーム画面が表示されるのだが、ここでアップデートをうながされることがある。表示されたら、本体のアップデートをしておこう。
続けて、「おもいでばこ」アプリを接続して、スマートフォンの写真と動画をWi-Fi経由で転送する。アプリは以下から入手できる。
iOS
https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%B0%E3%81%93/id539149303
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.buffalo.OmojectRemocon
アプリを起動したら、LAN内の検索は必ず許可しておく。「おもいでばこ(PD-2000)」が表示されたらタップし接続する。この時点でうまく検索できない場合は、スマートフォンと「おもいでばこ」が同じLANに接続できていないと思われるので、同じWi-Fiルーターに繋がっているかチェックする。セットアップ中だけ、スマートフォンのモバイル通信を無効にして、確実にWi-Fiを使うようにするのも、解決方法のひとつだ。
[端末の登録]をタップして、その後は本体側の操作に移る。
本体側で接続要求を[許可]すると、4桁の数値を入力する画面になるので、入力すると接続が許可される。
スマホの写真を「おもいでばこ」に転送する
スマートフォンが登録されると、アプリで「おもいでばこを見る」という画面が表示される。左上の[≡]をタップして[写真を送る]を選ぶことで、写真や動画の転送が可能になる。
写真と動画をすべて転送したい場合には、[すべての写真]から転送すればいいのだが、転送するものを選択しておきたいなら、「写真」アプリでアルバムを作っておき、そのアルバムから選択して転送するとスムーズだろう。
転送していくと、「おもいでばこ」のホーム画面に写真がいくつか表示されるので、取り込まれているのがわかるはずだ。転送が終わると、ホーム画面の[アルバム]や[最近とりこんだもの]から見ることができる。
上記で実践したスマートフォンの登録と転送は、家族分など複数台のスマートフォンを登録して行うことができる。もちろん転送するとすべてごちゃ混ぜになるので、ユーザーごとにアルバム機能を使ってうまく分類するといいだろう。「おもいでばこ」は家族の写真をひとつにまとめて、みんなでテレビ画面を見て楽しめるというところがメリットになる。
次回は、転送した後の写真の閲覧方法を詳しく見ていこう。
今回の教訓(ポイント)
スマホの写真や動画を専用アプリで「おもいでばこ」に転送できる
転送の前に専用アプリで「おもいでばこ」にスマホを登録する




















