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【使いこなし編】第266回
家族やペットの写真を大画面で楽しむ! バッファロー「おもいでばこ」にSDカードやHDDから写真を直接転送する
2025年12月18日 06:00
スマートフォンで撮った写真や動画を、iCloudやGoogleのクラウドに保存していると、すぐに容量が足りなくなってしまう。そこで、外付けSSDなどの外部ストレージを接続してバックアップする方法を、第254回から実践してきた。第261回からは、バッファローの「おもいでばこ」という、スマートフォンの写真・動画のバックアップが簡単にできる製品を見ている。
今回は、「おもいでばこ」の前面に用意されているSDカードスロットやUSB Type-Aポートから、写真を直接取り込む方法を見ていこう。デジタルカメラなどで撮影した写真が保存されているSDカードや、USBメモリー、SSD、HDDなどから読み込みが可能だ。
ちなみに、スマートフォンを(USB外付けストレージの一種のように)直接接続して写真や動画を「おもいでばこ」に取り込むことも可能だ。しかし、スマートフォンからのバックアップは、第263回で実践した「おもいでばこ」アプリを使った方がやりやすい。
なお、デジタルカメラのRAWフォーマットで撮影したデータの取り込みは非対応となっている。RAWの場合は、現像してJPEGなどに変換してから転送するようにしてほしい。PD-2000では、HEIF写真と4KまでのHEVC動画(ほかにmotionJPEG、MP4、H.264/AVCも対応)にも対応している。
「おもいでばこ」に取り込める外付けストレージは、FAT32、exFAT、NTFSのいずれかでフォーマットされたUSBメモリーやSSDなどとなる。「おもいでばこ」の前面のUSB Type-Aポートに接続しよう。フォルダー内に保存されたファイルも取り込まれるので、フォルダーで整理されていても問題はない。
「おもいでばこ」には、USB Type-Aポートが前と後の2つあるが、ストレージから画像を転送するためには、必ず前側に接続する必要があるので注意しよう。後側はバックアップ用ストレージ接続用のポートだ。こちらはまた後ほど活用してみる。
ストレージを認識するとボタンが白く点灯する。このボタンを押して、全ファイルを取り込むこともできるのだが、画面から指示をすると取り込む対象の期間を指定できて便利なので、今回はこちらの方法を実践する。全ファイルの取り込みでよければ、単純にボタンを押すだけでOKだ。
転送の操作は、リモコンで[期間指定取り込み]を押して始める。サムネイル指定ができないので、取り込みの期間は、[すべて]や[特定日]から、期間を自由に設定する[設定された期間][先週の土日][直近1/3/6時間][今日のみ][昨日から今まで][おとといから今日まで][1/2週間前から今日まで][1/3ヶ月前から今日まで]と、かなり細かく柔軟に指定することができる。
取り込み時には、対象外のファイルを検索することもあり、ファイル数が多いと時間がけっこうかかる。ファイル名と撮影した日時が同じファイルは取り込みから除外される仕組みになっている。特に何も編集していなければ、同じカットが重複転送されることはないと考えておいていいだろう。
転送中は、テレビ番組などに入力表示を切り替えて気長に待つといいだろう。前面のランプが、転送中は緑の点滅で、完了すると青色の点灯に切り替わるので画面を表示させてなくても判別できる。
前面ランプが青色の点灯に切り替わったら、転送は完了しているので、SDカードをスロットから外したり、USBポートに接続したストレージを外してしまって構わない。転送された写真は、ホーム画面の[最近とりこんだもの]に表示されるので確認してみよう。
















