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iPhoneの写真を「つなぐだけ」で簡単にバックアップできる無料アプリ、バッファローが提供

 株式会社バッファローは、iPhone/iPadの写真や動画を外部USBストレージにバックアップできる無料アプリ「写真バックアップ」の提供を、11月20日に開始した。

 対応するスマートフォンはiPhone 15/16シリーズで、iOS/iPadOS 17.0以降に対応。外付けのSSDなどをUSBポートに接続するだけでバックアップが実行され、2回目以降は新しい写真だけを自動的に判別してバックアップを行う。端末のストレージに保存されたものだけでなく、iCloudフォトライブラリに保存されている写真・動画にも対応する。

 「つなぐだけ」でバックアップできる「魔法のような手軽さ」をうたっており、バックアップ先のデバイスにあるデータをすぐに見ることもでき、バックアップからiPhone/iPadに戻すことも手軽に行える。

 iPhoneで撮影した写真や動画が貯まると、保存のために「iCloud+」で有料のストレージ契約料を増やすか、自分で外付けのストレージにバックアップを行う必要がある。前者は手軽だが毎月利用料金がかかり続け、後者は長期的な費用負担は軽いが、操作が面倒になりがちだ。

 本アプリを利用すれば、USB接続の外付けストレージを用意するだけで、毎月の費用負担はなく、かつ、手軽にバックアップできるようになる。同社製のサポート対象の外付けストレージとして、スティックSSDの「SSD-SCHU3A」「SSD-SCTU3A」、および、ポータブル外付けSSDの「SSD-PHPU3A」「SSD-PGCU3C」の4シリーズが挙げられている。

アンケート調査の結果でもバックアップしない理由は「作業が面倒」が最多

 バッファローでは、日常的に写真や動画を撮影しており、PCでiPhoneのバックアップをしていないiPhoneユーザー111人を対象に、「iPhoneのバックアップに関する意識調査」を行った。これによると、約60%がiPhoneの「容量不足」を経験していながら、「数カ月に1回以上」バックアップしていると回答したユーザーは全体の29.8%に留まり、30.6%が「バックアップをしていない」と回答している。

 そして、バックアップを定期的に実施していない理由は、「バックアップ作業が面倒」が最多で、バックアップをしないユーザーの37.7%を占めた。また、定期的にバックアップをしたくなる条件をたずねると、最多は「操作が簡単で手間がかからない」で、50%超だった。

 このアンケート結果を受け、同社は「スマートフォンが日常生活に欠かせないツールである現代社会において、写真・動画データを簡単な操作で定期的にバックアップできるソリューションへのニーズが高まっている」とコメントしている。

「あなたは、iPhoneデータの容量不足を感じた経験がありますか。」(n=111)
「数カ月に1回程度以上の頻度で定期的にバックアップをしていない理由を教えてください。(複数回答)」(n=61)