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【使いこなし編】第181回
チューナーレステレビにUSBメモリを接続し、画像や動画のファイルを操作する
2024年1月25日 06:00
TCLのチューナーレステレビ「50P63J」の使いこなしを、第160回から紹介している。第177回からは、キーボードとマウスを接続し、ウェブブラウザー「Sleipnir(スレイプニル) TV」を導入し、Googleドライブを利用して……と、PCに近い使い方を試しながら、処理能力の不足など、限界と言える点も紹介してきた。
今回は、Googleドライブに代わる、ファイルをスマホやPCとやり取りする手段として、USBメモリを使った方法を試してみる。
Google TV搭載のスマートテレビでは、USBポートにUSBメモリや外付けHDDを接続することでも、ファイルのやり取りができる。この方法なら、ネットワークに接続しなくてもファイルのやり取りが可能だ。
一般的なUSBメモリをそのまま利用可能
利用できるUSBメモリは、USB Type-A(USB 3.0もしくは2.0)で接続できる製品。FAT32でフォーマットされている必要がある。とはいえ、たいていのUSBメモリはFAT32でフォーマットされているので、特に気にする必要はないだろう。
もしも接続したときにフォーマットの問題に関するメッセージが表示されたら、テレビの機能でフォーマットすることも可能だ。その際には当然ながらUSBメモリ内のデータが消えてしまうので、注意する必要がある。
今回、50P63JにUSBハブを接続し、キーボードとマウスとともにUSBメモリを接続してみたが、問題なく認識した。ただし、50P63Jの取扱説明書には、USBポートではハブを使用できないと書かれている。もしも認識しないときは、ハブを外して接続してみてほしい。
ファイラーアプリをインストールしておこう
テレビ内のファイルを操作するために、前回の記事では無料のファイラーアプリ「CX ファイルエクスプローラー」を使った。USBメモリのファイルを操作する場合にもファイラーアプリが必要になるので、もしまだインストールしていなければ、インストールしておいてほしい。
CX ファイルエクスプローラーがインストールされていると、USBメモリを外部ドライブとして認識したときに、起動するかどうか訪ねる画面が表示される。そのままCX ファイルエクスプローラーを起動して、画像や動画ファイルを開くことも可能になる。
「メディアセンター」でもファイルを開くことは可能
ちなみに、TCLのスマートテレビに標準インストールされている「メディアセンター」を使えば、画像や動画、音楽のファイルを開くことはできる。ファイルの操作(コピー、移動など)を行わず、開きたいだけならば、メディアセンターだけでも不便はないだろう。
USBメモリの取り外しは「設定」から
USBメモリを取り外すときは、「設定」アプリを起動して、[システム]→[ストレージ]からUSBメモリを選択し、[取り外し]を実行してから外すようにしよう。なお、「設定」アプリでは、USBメモリのフォーマットもできる。