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【使いこなし編】第177回

チューナーレステレビをマウスとキーボードで操作する!

「メリークリスマス!」これからの年末年始ホリデーシーズンをチューナーレステレビで楽しんで!

 TCLのチューナーレステレビ「50P63J」の使いこなしを、第160回から紹介している。前回まで、スマホやPCの画面のミラーリングをひととおり実践してきたが、今回からは「50P63J」そのものでウェブブラウズしてみようと思う。

 ウェブブラウザーをインストールする前に、今回は、キーボードとマウスをセットアップする。50P63Jは、OSにAndroidベースの「Google TV」を搭載しているので、キーボードとマウスを接続することで、ちょっとしたPCのように操作できる。画面のスクロールやリンクのクリックをマウスでできるようになるほか、検索などでの文字入力も、非常にやりやすくなる。

こんな感じで、キーボードを付けてウェブブラウザーを使うのが目標

Bluetooth対応のマウス&キーボードを接続する

 マウスとキーボードは、Bluetooth接続に対応した製品なら簡単に接続できる。 50P63Jは背面にUSB Type-A(USB 3.0対応)ポートが1つ付いていて、USB接続も可能だ。まずは、Bluetoothのキーボードやマウスの接続方法を実践しておこう。

 BluetoothでもUSBでも、接続したキーボードは英語配列のキーボードとしてしか認識されないので、日本語キーボードだと、一部印字されているキーと入力されるキーが異なる場合がある。違和感なく入力したいなら、101や104などの英語キーボードにした方がいい。

 日本語キーボードでも、ファンクションキーや方向キー、アルファベットの文字入力は問題がない。よく使う文字で入力が難しいのは[@]が[Shift]+[2]になることで、それだけ覚えておけば、長文を入力することもないだろうし、それほど問題なく使えるだろう。

 始めに、テレビとデバイス(マウスおよびキーボード)の両方を検索状態にする。テレビ側では、設定にある[リモコンとアクセサリ]から[アクセサリを追加]を選ぶ。デバイス側では製品により異なるが、Bluetoothボタンを長押しするなどして検索モードにする。すると、テレビの画面にデバイスが表示されるので選択しよう。キーボードの場合はPINの入力が求められる場合があるので、入力れば接続が完了する。

設定から[リモコンとアクセサリ]を選択
[アクセサリを追加]を選択する。この後確認画面が表示されるので[OK]を選択して進める
デバイスのBluetoothボタンを長押しして、検索モードにする。検索モードであることを表すサイン(LEDの点滅など)を確認しておこう
テレビの画面にBluetooth対応デバイスが表示されたら、選択する
キーボードの場合、認証用パスキーのPIN入力を促されるので入力する。マウスでは基本的にパスキーの入力を求められることはない
キーボードが認識された

USB接続の場合はUSBハブがあると複数接続できて便利

 次は、USB接続のマウスやキーボードを接続してみよう。50P63J本体のUSBポートは1つだが、USBハブを利用すれば、キーボードとマウスの両方をつなげることも可能だ。

 USBレシーバーを利用する無線キーボードやマウスも、USBポートに接続することで利用できる。以降では、有線の104英語キーボードと、USBレシーバー接続の無線トラックボールを接続してみよう。なお、ロジクールの「Unifying」や「Logi Bolt」に対応したUSBレシーバーを使う製品の場合、1個のレシーバーに複数のデバイスを接続できるので、テレビにレシーバーを接続して、キーボードとマウスの両方を使うことも可能だ。

50P63Jの背面にあるUSB Type-Aポート
USBハブを介してキーボードとマウスをつなぐこともできる。50P63JはUSB 3.0に対応しているが、キーボードとマウスを接続するだけなら、USB 2.0のUSBハブでも問題ない
こんな感じでキーボードとマウスが利用可能になる

 キーボードを接続すると、ホーム画面で方向キーを押すことでフォーカスを移動でき、[Enter]キーで選択できることが、スグにわかるだろう。ほかにも以下のような機能が割り当てられている。なお、これらは公式の情報ではなく、筆者が試してみた結果なので、違っていたり、他にも割り当てがあったりする可能性もあるが、ご容赦願いたい。[F2]キーの設定や[Home]キーのホーム画面表示、[F10]キーからのボリュームコントロールは、便利なので積極的に活用してほしい。

キー操作で利用できる機能
キー機能
ESC戻る(←)
F1TCLチャンネル
F2設定
F3入力切替
F4~F7割り当てなし
F8メディアセンター
F9Google Play
F10消音
F11音量ダウン
F12音量アップ
Homeホーム画面
PrintScreenスクリーンショット
TAB次にフォーカス(ホームで横移動)
方向キーフォーカス移動
Enter選択
スペース選択

 次回はこの状態でウェブブラウザーをインストールして使ってみる。マウスはホーム画面では出番はないが、ウェブブラウジングではリンクのクリックやスクロールで活躍する。

今回の教訓(ポイント)

Google TVにはキーボードとマウスを接続できる
TCL「50P63J」にはUSBポートがあり、有線接続も可能

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。