“ギガ”を無駄に減らさない自宅Wi-Fiを活用する設定とは

　Wi-FiルーターでWi-Fi自宅接続を活用できるようになったので、ぜひ設定を見直しておきたいポイントがある。アプリなどの更新をWi-Fi接続時のみに限るという設定だ。

Wi-Fiに繋がったら、スマホのダウンロード設定を見直して、極力Wi-Fiを使ってデータをダウンロードする

　アプリは、Androidでは「Playストア」、iOSでは「App Store」を使って最新版にアップデートされるが、アップデートの頻度はワリと頻繁にある。ダウンロードしているアプリの数が多くなると、このアップデートに使われる容量もバカにならない。モバイルデータ回線の“ギガ”を無駄に減らさないためにも、アップデートは自宅Wi-Fiに接続しているときのみに限って行われるように設定しておこう。もしくは、自動アップデートはオフにしておき、自宅Wi-Fi接続時に手動でアップデートするという選択も良いだろう。

Android「Playストア」

「Playストア」トップ画面の左上「≡」をタップ

［設定］をタップ

［アプリの自動更新］をタップ

ここで、［Wi-Fi接続時のみアプリを自動更新する］や［アプリを自動更新しない］という選択ができる

手動の更新作業は「Playストア」の［マイアプリ＆ゲーム］から

Wi-Fiに接続している時に、［アップデート］タブで［すべて更新］をタップする

iOS「App Store」

［設定］内の［iTunes StoreとApp Store］にある［モバイルデータ通信］をオフにすると、Wi-Fiのみで自動ダウンロードされる。自動ダウンロードするかどうかは、その上の［自動ダウンロード］で［App］と［アップデート］のチェックを入れると自動アップデートされる。画面の状態のように、すべてオフにするとWi-Fi接続時のみの手動更新になる

　同様にシステムの更新ファイルのダウンロードもWi-Fi接続時にされるようにしておく。更新作業は再起動をともなうので、自宅Wi-Fi接続時に空き時間を利用して実行するのがベスト。

Androidのシステム更新設定は機種によるが、たいていWi-Fi接続時にダウンロードのみさせる設定がある。この画面はHUAWEI EMUIのシステム更新設定

iOSの場合、［設定］内の［一般］に［ソフトウェア・アップデート］がある。ここでダウンロードできる

　同じような考え方で、電子書籍や動画などをWi-Fi接続時にイッキにダウンロードしておき、外出時にモバイルデータ通信を使わなくても楽しめるように準備しておくという使い方も推奨したい。これはアプリによって異なるが、例えば電子書籍では1冊読み始めると、全体をすべてダウンロードさせるという設定があるなどという具合に、ファイル全体をダウンロードするコントロールが可能な設定があれば、うまく利用するようにしたい。

　モバイル回線でのストリーミング再生をなるべく使わないようにして、Wi-Fi回線でダウンロードしたファイルを再生するという使い方となる。この手法をうまく活用できるようになると、ギガ節約だけでなく、飛行機での長時間フライトでも[*1]退屈しないで済む。

定額雑誌アプリの「dマガジン」のメニューから［ダウンロード］を開いた設定画面。［記事閲覧時のダウンロード設定］をオンにすると、雑誌を開いた（選択した）時点で全体がダウンロードされる

読みたい雑誌を開き、読まずに閉じてしまう。あとで読みたい分だけ雑誌の選択を繰り返す

［ダウンロード］で［ダウンロード管理］を開いてダウンロード状況を確認しているところ。Wi-Fi接続で［完了］するまで待つ。あとは端末内にあるので、どこででも読める。読み終わったら適宜、削除する

今回の教訓（ポイント）

アプリとシステムのアップデートは自宅Wi-Fiのみに限定する設定を
電子書籍や音楽、動画もWi-Fi接続時にダウンロードしておけば、“ギガ”の無駄が減る。