自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!

【使いこなし編】第72回

Fire TV StickのスクリーンセーバーにAmazon Photosの写真を表示

 使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行から自宅で過ごす時間が増え、僚誌AV Watchの7月14日付記事『有料の動画配信サービス利用率はAmazonが突出。外出自粛で動画視聴大幅増』にもある通り、ネットで自由に映画や番組を楽しめるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが人気を集めている。

 そこで、在宅時間の増加から人気のAmazon「Fire TV Stick」を解説している。パッケージには取説が入っていないので、知らないとちょっとハマる部分もある。前半の解説で、Fire TV Stickを5GHz帯の自宅Wi-Fiに接続できている。これからセットアップする人は、そちらから読みはじめてもらいたい。

今回は、「Amazon Photos」にアップロードした写真をFire TV Stickのスクリーンセーバーに設定して楽しんでみよう

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Amazon Photosに作ったアルバムをFire TV Stickで表示させてみよう

 前々回から、Fire TV Stickのスクリーンセーバー機能を使いこなす設定を進めている。

 前回、「Amazon Photos」へスマホの写真を自動でアップロードするように設定し、スクリーンセーバーで使うためのアルバムを作成。さらに、これまで撮り貯めていた写真を「Googleフォト」からAmazon Photosへ追加した。

 そして今回は、Amazon Photosに作ったアルバムをFire TV Stickで表示させてみよう。まずはスマホの「Amazon Photos」アプリでアルバムを作成し、表示する写真を登録する。

スマホの「Amazon Photos」アプリでは、[アルバム]タブから[+]を選ぶと新規アルバムを作成できる
アルバム名を入力後、登録したい写真を選択し、[作成]をタップ

 アルバムを作成し終えたら、Fire TV Stickで[設定]の[ディスプレイとサウンド]>[スクリーンセーバー]からスクリーンセーバーの設定を行おう。

Fire TV Stickの[設定]画面で[ディスプレイとサウンド]の[スクリーンセーバー]を選択
[現在のスクリーンセーバー]を選ぶ

 ここではアルバムを表示するが、スクリーンセーバーでは「お気に入り」や全ての写真を表示することもできる。

Amazon Photosアプリで作成しておいたアルバムを選択
戻るボタンで1つ戻り、[開始までの時間]を選び、「なし」以外に設定
ほかの設定項目はお好みで
あとは操作せずに放置して設定時間が経過すれば、スクリーンセーバーに切り替わって設定した写真が表示される

Amazon Photosアプリで好きなときに鑑賞

 スクリーンセーバーではなく、好みのタイミングで写真を鑑賞したいなら、Amazon PhotosアプリをFire TV Stickへインストールすれば、アルバム単位でスライドショーを楽しめるようになる。

好みのタイミングで写真を鑑賞したいなら、Amazon Photosアプリをインストールしておく
[写真]タブではスマホで撮影した全ての写真が表示されてしまうので、[アルバム]タブを選ぶ
選択したアルバムが表示されたらリモコンの再生ボタンを押す
スライドショーが表示される

 スマホで写真を撮影するのは当たり前になったが、普段じっくり鑑賞する機会はあまりないかもしれない。ちなみに解像度はフルHDで1920×1080ピクセル、4Kなら3840×2160ピクセルだ。後者の4K環境なら、この解像度以上のスマホやカメラで撮影した写真を美しく表示できる。気軽に大画面のテレビで表示させられるようにしておくと意外と楽しいので、ぜひ試してみて欲しい。

今回の教訓(ポイント)

Fire TV StickのスクリーンセーバーでAmazon Photosのアルバムを表示できる
写真を好みのタイミングで鑑賞したいならAmazon Photosアプリを使おう

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。