自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!

【使いこなし編】第39回

Amazon「Fire TV Stick」をつなぐWi-Fiルーターをさらに設定

 使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行から自宅で過ごす時間が増え、僚誌AV Watchの7月14日付記事『有料の動画配信サービス利用率はAmazonが突出。外出自粛で動画視聴大幅増』にもある通り、ネットで自由に映画や番組を楽しめるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが人気を集めている。

 そこで、在宅時間の増加から人気のAmazon「Fire TV Stick」を解説している。パッケージには取説が入っていないので、知らないとちょっとハマる部分もある。セッティングから使い方のポイントまで、丁寧に一通り紹介していくので、これから使い始める人はぜひ参考にしていただきたい。

Wi-Fiルーターに設定しておいた5GHz帯のSSIDに「Fire TV Stick」を接続しよう

 前回までで、4Kではなく無印のFire TV Stickを5GHz帯で接続するため、Wi-Fiルーターで「W52」を使うように設定。これで無事、5GHz帯のSSIDがFire TV Stickに表示されるようになった。今回はここから設定を続けていこう。画面の指示通り進めていくだけなので難しいことはないはずだ。

 Fire TV Stickを5GHz帯でWi-Fiルーターへ接続するには、設定画面で5GHz帯に設定しておいたSSIDを選んでから、リモコンで暗号化キーを入力すればいい。

前回までの手順で、Wi-Fiルーターに設定しておいた5GHz帯のSSIDが発見できるはずなので、これを選択
リモコンの「≡」ボタンで入力を大文字に切り替えながら、設定した暗号化キーを入力できたら再生ボタンを押す
無事Wi-Fiの接続が完了。本体ファームウェアのアップデートがあると、この段階で自動更新される

 次に、Amazonアカウントでサインインする。購入時にAmazonアカウントと紐付けられて出荷されているなら、この手順は不要でそのまま使い始められる。ちゃんと2段階認証も利用可能だ。

通常Amazonアカウントは出荷時に設定されているはずだが、今回は未設定だったので設定を行った
Amazonアカウントの2段階認証にも対応している
Fire TV StickにAmazonアカウントが登録されるので[続行]しよう

 Wi-Fiの暗号化キーは、Amazon側に保存しておくこともできる。保存しておくと、以降はFire HDやKindle、Echoなど対応するAmazonデバイスを追加購入してセットアップするとき、Amazonアカウントを登録すればWi-Fiへ自動的に接続するようになる。

 対応機器が増えると便利な機能だが、Amazonアカウントへサインインできてしまえば暗号化キーまでが漏れてしまうので、この扱いには注意して欲しい。なお、保存した後にWi-Fiの暗号化キーを変更した場合、対応端末の1つで接続し直せば、ほかの端末でも連動して再接続される。

AmazonにWi-Fiの暗号化キーを保存しておくことができる。保存しておくと、以後AmazonデバイスのWi-Fiセッティングがラクになる
PIN入力による機能制限も有効にできる。自分以外が操作する可能性があるなら、制限をしておけば勝手にコンテンツ購入をされる心配がなくなる

 最後に、利用するテレビのメーカーを選択すると、Fire TV Stickのリモコンでテレビの電源オン/オフと音量調整が行えるようになる。この操作ができると便利だ。

続けて、Fire TV Stickのリモコンでテレビをコントロールするための登録を行う。テレビのメーカーを選択。日本語表記のメーカーはかなり下の方にある
メーカーを選んだらボリュームキーを押して動作するかを確認する

 テレビのメーカーを選んだら、ダウンロードするアプリを選ぶ。選んだアプリはホーム画面へ自動的に追加される。

アプリを選択してダウンロードする画面。使いそうなアプリを選んでおけばいい。アプリは後からでも追加可能だ
アプリを選択後[完了]を押して進める
ホーム画面が表示された。ここから、好みのコンテンツを探していけば視聴できる。選択したアプリは順次ダウンロードされる

 ホーム画面で[設定]を選択し、念のため接続先のWi-Fiをチェックしてみよう。接続中の周波数帯とチャンネル、電波の強さが確認できるので、動画などがうまく再生されないときのトラブルシュートなどにも活用できる。

[設定]から[ネットワーク]を選択
Wi-Fi接続先のSSIDを選んで状態をチェックできる
接続中のWi-Fiの周波数帯とチャンネルを確認できる。画面では、5GHz帯の52チャンネル(W53)へ接続している
AmazonへWi-Fiパスワード(暗号化キー)を保存する設定は、ここで変更もできる

 ホーム画面が表示できれば、セッティングは完了している。後はお好みのコンテンツを選んで再生して楽しむだけだ。ちなみに、ご存じかとは思うが、Amazonプライムのコンテンツであれば、PCのウェブブラウザーでAmazonの「Prime Video」を表示したり、スマホの「Amazon プライム・ビデオ」アプリを使えば、Fire TV Stickとほぼ同じ画面が表示される。

 一度再生を行うと、「次に観る」のコーナーにそのコンテンツが表示されるようになるし、ウォッチリストに登録をしておけば、Fire TV StickとPCやスマホで視聴するときに便利だ。プライム会員になると、便利に使えると言われるゆえんはこのあたりだ。

PCのウェブブラウザーでPrime Videoのウェブページを表示したところ。再生はもちろん、ウォッチリストへの登録もできる

今回の教訓(ポイント)

より高速な5GHz帯のSSIDに「Fire TV Stick」を接続しよう
5GHz帯のSSIDでW52を使うよう、あらかじめWi-Fiルーターに設定しておく

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。