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AIコードエディタが追い風に? プログラミング言語の人気ランキングでPythonが異常人気

 プログラミング言語の人気度を示す指標としておなじみの「TIOBE Index」において、Pythonが異常な人気を博していることが話題になっている。

 TIOBE Indexでは、CやJavaなどかつてトップグループだったプログラミング言語を、Pythonが2021年に逆転し、2023年後半からは1位を独走している。そんな中、8月に新たに発表された月次のランキングでは、2位であるC++がとうとう10%を割り、2位以下が全て1ケタとなった。一方、Pythonは8ポイント以上の驚異の伸びを見せ、26.14%という史上最高の評価を得るに至っている。Pythonがトップに躍り出るよりも前に1位と2位の差が最大限に開いたのは、2016年11月、JavaがCを9.55ポイント上回ったときとされている。現在の状況はその2倍近い差となっていることからも、どれだけ異例の事態であるかが分かる。これについてTIOBEは、Microsoft Copilot、Cursor、Google GeminiなどのAIコードエディタは、人気のプログラミング言語で使用すると20%効果が高まるというスタンフォード大学の研究を紹介。基盤となるモデルをトレーニングするために利用できるコードが多くあるPythonが人気を博するのはごく自然なことだと指摘している。今後もこの傾向に拍車がかかることは間違いなさそうだ。