自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!

【使いこなし編】第77回

続 Fire TV Stickのリモコンでも遊べるオススメゲーム

 使いこなし編では、自宅Wi-Fiの電波状況を良くする方法を解説しているが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行から自宅で過ごす時間が増え、僚誌AV Watchの2020年7月14日付記事『有料の動画配信サービス利用率はAmazonが突出。外出自粛で動画視聴大幅増』にもある通り、ネットで自由に映画や番組を楽しめるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが人気を集めている。

 そこで、在宅時間の増加から人気のAmazon「Fire TV Stick」を解説している。パッケージには取説が入っていないので、知らないとちょっとハマる部分もある。前半の解説で、Fire TV Stickを5GHz帯の自宅Wi-Fiに接続できている。これからセットアップする人は、そちらから読みはじめてもらいたい。

前回に続き、Fire TV Stickのリモコンだけでも楽しめるオススメのゲームを紹介しよう

 前回に続き、Fire TV Stickのリモコン操作でも楽しめるゲームタイトルを紹介していこう。

Impulse GP

 その昔、初代PlayStationなどからPlayStation 4まで「Wipeout」シリーズという名作レースゲームがあって、けっこうハマったのだが、そのほかスーパーファミコンの「F-ZERO」にもちょっと似た、無重力状態の浮遊感がある高速レースゲームだ。

無重力爆速レースゲームの「Impulse GP」。けっこう病みつきになる (C) EcoTorque Systems Inc.

 リモコンは横にして持ち、「再生」(もしくは選択)ボタンがコントローラーの「A」ボタンに対応する。

コントローラーは横にして操作する。間違えてホームボタンを押さないように注意 (C) EcoTorque Systems Inc.

 途中で出現するグリーンのゾーンで、タイミングよく「再生」ボタンを押し続けてインパルスをチャージする。押し始めるタイミングが早すぎると「EARY」、離すタイミングが遅いと「LATE」と表示され怒られる。

グリーンのゾーンで再生ボタンを押してエネルギーを貯める (C) EcoTorque Systems Inc.
ボタンを離すのが遅れると「LATE」と表示され減速 (C) EcoTorque Systems Inc.

 うまく100%を貯められれば加速ができ、ブルーのゾーンを通ると超加速される[*1]。アクセルやブレーキは無く、操作は左右の向きとグリーンのゾーンでのタイミングでボタンを押すだけなので、かなりイージーに進めることができる。

うまく「100%」を貯めれば加速していく (C) EcoTorque Systems Inc.

[*1]……スマホ版では、貯めておいて任意のタイミングで加速ができたりもするのだが、Fire TV版では操作を簡略化させるためか、貯まると自動で加速される仕様のようだ

 最初はトレーニングモードからはじまり、2つのコースまでが無料で楽しめる。残りは有料で購入するシステムだ。2コースでも十分楽しめるが、ハマったら追加購入すればいいだろう。

2つのコースまで無料で楽しむことができる。残りは有料で購入するという仕組み (C) EcoTorque Systems Inc.

ソニック CD

 言わずと知れたセガの「SONIC THE HEDGEHOG」シリーズ。メガドライブのメガCD向けのタイトルで、シリーズの3作目にあたる。こちらは無料ではなく200円の有料ゲーム。ときどきセールで無料になったりもするのだが、200円でも十分楽しめるタイトルなのでオススメしたい。

横スクロールの名作アクションゲーム「ソニック CD」 (C)SEGA

 コントローラーが必要と表示されているが、操作は基本的に左右コントロールとジャンプで気持ち良く駆け抜けていくだけで、大雑把でも問題ないのでリモコンでも十分楽しめる。

起動時にコントローラーが接続されていないと警告が表示されるが、「とにかく開く」でリモコン操作が可能に (C)SEGA
さくさく進む横スクロールアクションは爽快! (C)SEGA

 リモコンは縦に持ち、左右ボタンで移動、中央「選択」ボタンでジャンプ操作になる(このため少し操作がしにくい)。「戻る」ボタンで一時停止ができる。

思いっきり空を飛んだり…… (C)SEGA
アイテムで無敵になったり (C)SEGA
ボスキャラのドクター・エッグマンが出てきた。なんとか倒したが (C)SEGA
油断してたらゲームオーバー (C)SEGA

Stranger Things: The Game

 アクション系ばかりを紹介したので、RPGを1本オススメしておこう。Netflixで人気のSFホラードラマ「Stranger Things」のゲームだ。ドラマは現在シーズン3まで放映されていて待望の4がそろそろはじまるというところ。

オープニング画面。ここだけにNetflixアプリへのリンクがある (C) Netflix, Inc 2017, Code and Game Design (C) BonusXP, Inc 2017

 ゲームの大まかなあらすじは、米国インディアナ州ホーキンス国立研究所付近で行方不明になった4人の子ども達を、ホッパー署長が捜索するというもの。仕掛けられているトラップを次々と解決していくのが使命だ。

開始時に難易度を選択することができる (C) Netflix, Inc 2017, Code and Game Design (C) BonusXP, Inc 2017

 ドット絵ファミコン風の2Dマップで進めていく正統派アクションRPG。リモコンは横向きで、「戻る」ボタンで一時停止し「コントロール」で操作の詳細ヘルプがある。

ファミコン風の2Dマップで進めていくRPG (C) Netflix, Inc 2017, Code and Game Design (C) BonusXP, Inc 2017

 ドラマの世界観がそのまま日本語化されているが、ドラマを見ていなくても楽しめる良作。全て無料でここまで楽しめるのは驚きだ。ゲームにハマったらドラマも視聴すると、あわせて楽しめるだろう。

セリフを含めしっかり日本語に翻訳されている (C) Netflix, Inc 2017, Code and Game Design (C) BonusXP, Inc 2017

 なお、続編の「Stranger Things 3: The Game」もSteamなどで販売中だ。

今回の教訓(ポイント)

Fire TV Stickで楽しめるゲームは豊富にある
Netflix提供の無料RPGはオススメ

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村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。